インド一人旅のはなし【前編】

 

こんにちは、アボッチです。

今回は23年の9月にインドに一人旅しに行った話です。

長いので今回は前編。

 

前回書いた富士登山から、約3週間後のお話。

kitimasa.hatenablog.com

 

出発前

ANAのマイルがコロナで有効期限伸びまくっていたのを、そろそろ何かで消費しないとなってところに、

23年6月29日のANAのキャンペーンで、国際線特典航空券減額マイルキャンペーンがやってきました。

 

対象予約・発券期間:2023年6月29日(木)0:00(日本時間)~2023年7月3日(月)23:59

対象搭乗期間:2023年9月1日(金)~2023年10月31日(火)

  • 成田 = ホノルル(NH181/NH182/NH183/NH184)エコノミークラス 40,000→28,000マイル
  • 成田 = ハノイ(NH897/NH898)エコノミークラス 35,000→17,500マイル
  • 成田 = ムンバイ(NH829/NH830)エコノミークラス 35,000→17,500マイル
  • 羽田 = デリー(NH837/NH838)エコノミークラス 35,000→17,500マイル

行先は上記の4択。

 

ホノルルとハノイは、一人じゃなくても将来的に行くチャンスがあるだろうということで早々に選択肢から消え、

候補はインドのムンバイ or デリー、羽田発という魅力とタージマハル見てみたさでデリーに決定。

とはいえ、予約発券までは期間中悩み続けて、上司と一緒に出張先でインドカレー食べながら決済しました。

 

10年経ちそうだったパスポートの更新、観光ビザの申請、ホテルと移動手段の手配を3か月くらいかけてダラダラと進め、

ついに前日、38.5℃くらいの発熱をしました。

 

翌日、平熱まで一応戻すも体調は悪い中、せっかくなんでインドに旅立ちます。

 

1日目

羽田空港

出張で散々来てるけど、国際線は久しぶりなので緊張。

国内線なら出発30分前とかに行くけど、流石に2時間前に到着してチェックイン。

成田と羽田じゃ家からの所要時間が大違いよ。

ANAラウンジで朝ごはん食べつつ、出発を待ちます。

デリー行き。

 

待合室はかなりスカスカで、搭乗前になってようやく人増えたかな?ってくらい

 

スカスカだったからエコノミーの最前列窓側を確保。

座席の間の肘置きが固定式で、横2席も空いてたのに横になれず失敗。

 

国際線は機内Wi-Fiが有料なので、ひたすらモニターを見漁って過ごす。

直行便だけど片道10時間くらい。思ってたよりインドって遠い。

水曜どうでしょうを見て、RRRを見て、バッドボーイズを見て、ようやく到着。

正直インド行きに強いモチベーションがあったわけでもないから、

RRRを初めて見て、ようやくインド面白いやん…。となった。

面白いから見てみてほしい。

 

インディラ・ガンディー国際空港に着きました。

着陸時は撮影禁止です。

海外なので空港とか駅構内とか、撮影禁止のところがありますね。

なので人のいない綺麗なトイレで到着写真。

 

インドはトイレットペーパーを使わないこともあり、

ウォシュレット用のホースがあるだけだったりします。

さすがに空港は綺麗なトイレでした。

 

空港内をさまよって、ATMでキャッシングしようとしますが、

ウラジオストクの時同様うまくいかず断念。

飛行機降りてすぐの制限エリア内にある両替所はレートが悪いのが定石なので、

なるべくゲートから遠い両替所を探して歩きます。

 

建物の外に出たところに両替所あったので、

並びました(順番は存在せず窓口にねじ込んだ人の勝ち)

若い店員さんが1人だけで、15分くらい待っても最初の人の両替がうまくいっておらず、おしまい。

そこに話しかけてきた日本語少ししゃべれるインド人。

ついに現れた。

「ここの両替所よりちょっとよく両替してあげるよ」

「友達がお金持ってるから、もうちょっとしたら来るから」

 

あやしい~~~~~~~!!!!

怪しい度120%~~~~~~~!!!!

 

とはいえ両替できないことには、インド旅行が終了してしまうので、

30分経ってもまださっきの客が両替できてない両替所に割り込んで、

日本円とインドルピーのレートだけ表示させて、

そのおっさんに、金額の交渉をします。

結果、両替所のレートよりちょっと良く両替してくれることになりました。

 

お礼にスプライト買ってあげて、コーラと乾杯。

親戚がたまプラーザの駅前でカレー屋やってるらしい。

LINE交換しました。1回もLINEしてません。

ありがとう。


地下鉄駅まで一緒に来てくれて、ここでチケット買うんだよと教えてくれて、お別れしました。

ニューデリー市内まで行くメトロのチケット。

クレジットカードはドメスティックブランドしか使えなさそうなので、現金決済の窓口に並びます。(みんなちゃんと並んでる)

オンラインでも買えるようで、インド人の若者はスタッフに列から剝がされて携帯で買わされてました。

 

たしか撮影禁止のメトロ構内。

列車も綺麗でゆりかもめみたいなホーム。

 

ニューデリーの駅着きました。

ちょうど2,3日前にG20ニューデリーで開催されていたので、

いたるところにモディの顔が貼られてた。

 

駅から宿までは徒歩。20分くらい。

 

行った9月の気温は30℃くらい。日本と全く同じだった。

雨季が終わりかけで、10月くらいから乾季が始まるので、その方が観光には適してるっぽい。

 

日本との時差は3時間半。

10時発のフライトで10時間半かかって、3時間半巻き戻るので、夕方。

 

とにかく人間とトゥクトゥクが多い。

 

あと犬も多い。嚙まれたら狂犬病チャンス。

近寄らない、刺激しない。

 

道中、それとなく話しかけてきてずっと付いてくるインド人を3人連続で相手にして疲れた。

オフィシャルな観光案内所だよ道案内するよ付いてきてよみたいなこと言ってた気がする。

 

ホテル着。

入口わからなすぎ、エントランスが雑居ビルの一室みたいなところだった。

冷房が効きすぎてて寒い。

疲れがどっと出て体調めっちゃ悪い。

 

部屋は綺麗だけど、洗面台には50匹くらいコバエ飛んでた。全部流してやった。

明らかに体調悪いけど、シャワーは水しか出ない。

冷水シャワーの後に冷房つけっぱなしだった部屋に戻った時、死ぬかと思った。

 

ご飯は食べずに21時くらいに就寝。

 

 

 

 

2日目

 

5時くらいに起床、日本だと8時半ってこと。

8時10分の電車に乗る前に、観光するのに6時半ころ出発。

昨日よりかは体調がいい。

川の字になって寝てる人たち。

 

ホテルの周りはコンノートプレイスって言って、イギリス植民地時代に整備された場所で、

スタバとかサブウェイとかH&Mとかある。

綺麗なところは治安もいいのでストレス少ない。

 

暇そうにしてたトゥクトゥクに勇気を出して値段交渉。

乗る前は作法がわからないのでめっちゃビビッてた。

 

人生初トゥクトゥクは、なぜか近くにいた兄ちゃん2人もしれっと乗ってきて、

4人でのドライブ。意味はわからないし、たぶん俺の金で乗ってる。

目的地で降りた時、やっぱなんか揉めてた。

 

 

India Gate (インド門)

maps.app.goo.gl

最初の観光スポットはインド門。インドの凱旋門みたいなやつ。

世界遺産ではない。すごいデカかった。

 

広い公園になってて、人もほとんどいないピースフルな空気。

第一次世界大戦のインド兵士の慰霊碑らしい。

 

でもどっちかって言ったら、東京タワーの方がテンション上がる。

ただの門だから。朝の雰囲気はよかった。

 

2台目ともなると慣れたもんで、トゥクトゥクを捕まえて、

グーグルマップを見せ続けました。

道、知らねえんかよ。

 

Humayun's Tumb (フマユーン廟)

世界遺産になってる皇帝フマユーンさんのお墓。

外国人は600ルピーで、インド人は40ルピー。

朝7時から普通にやってるだけありがたい。

墓って言うか、付帯する建物が豪邸じゃんってサイズ。

 

とはいえお墓なので、建物の中はスカスカ。


朝7時で誰もいないからすっごい暇そうにしてる警備員が、

親切にも写真撮ってあげるよって言うから撮ってもらいました。

 

ここにイイ感じの木があるからそこでも撮ろう!って撮られた。

園内ガイドかってくらい付いてきて、最後にはチップくれるよね?ってところまでがセット。

別にそこまで頼んでないから適当に50ルピーくらい渡して、駅に向かう。

不服そうだった。

 

こっちは同じ敷地にあるまた別の人の廟。

色使いが綺麗。

ここもゆっくり見る時間あればよかった。

 

 

Hazrat Nizamuddin Delhi Station

 

みんな何してるんだろ。

 

通勤の時間っぽさもある。

 

デリーからアグラまで、188㎞、1時間半くらいの乗車。

 

チケットは事前にIRCTC(インド鉄道)公式サイトでオンライン予約済み。

今回旅行前にIRCTC見てる時間が何より長かったと思う。電車ありすぎ。

 

インドはとんでもなく電車走ってて、しかも1つの電車が20両以上ある鉄道大国。

特急や各停みたいに停まる駅も違ったりする。

ドアは開きっぱなしのところもあるけど、電車の上に人が乗ってることはない。

あれは隣のバングラデシュ

 

座席クラスもたくさんあって、同じ電車で同じ駅でも100ルピー(180円くらい)から、

上は2000ルピーとか3000ルピーくらいまで幅がある。

冷房の有無とか、指定席とか、寝台だとベンチになってたり。

冷房ありのクラスを買うだけで、パーソナルスペースと空調と治安が保たれるのでおすすめ。

 

インド初の食事は電車で出てきたやつ。

どれもよくわからなかったけど、昨日の夜から食べてないのでとりあえず全部食べる。

キッシュみたいなやつが辛かった。

最後に出てきた紅茶はおいしかった。

 

 

Agra Cantt Railway Station到着。

 

駅出た途端に、トゥクトゥクの客引きがたくさん寄ってくる。

しつこい客引きは値段も悪いだろうから、一旦外に抜けて落ち着いたところでトゥクトゥク探し。

 

英語でコミュニケーション取れること、500ルピー札を使えることを条件にして、

ドライバーを選択。

観光地の外国人向け入場料くらいでしか使えるところがない500ルピー札。

トゥクトゥクドライバーだとお釣り持ってなかったりする。

 

トゥクトゥク置き場みたいなところに連れてかれて、ドライバーと合流。

さっきの兄ちゃんはブローカーだったんかい。

 

出てきたのはいいおっちゃんだった。

 

今まで日本人も乗せてるよってメモ帳見せてくれた。安心させる効果高い。

 

トゥクトゥクはここまでしか行けないから、

出るとき連絡くれればまたここでピックアップするよとのこと。

とにかく客引きについていくな、荷物は無料で預けるところがある、

チケットは販売所があるからそこで買えという諸々のアドバイスをもらって、

いざタージマハル。

 

無料クローク、カバンにチョークで番号書かれるから、

書かれてもいいカバンで行った方がいいと思う。

他の観光地もこのスタイルで、タージマハルに限らず、荷物は貴重品以外持ち込めないことがほとんどだった。

 

Taj Mahal (タージマハル)

maps.app.goo.gl

すっごい綺麗だった。当然世界遺産

権力最高!って気持ちになれる。

白いだけじゃなくて、建築物として綺麗。

 

どの角度から見ても綺麗。

 

あとすごいでかい。

大理石ゾーンに入るのには靴カバーを渡されます。

 

塗装じゃなくて、全部大理石の白色。

模様も繊細だし、どうやって組み上げてるんだろ。

 

 

中はお墓なので撮影禁止。

 

反対側に抜けると裏はヤムナー川

 

タージマハルから入口を向いた景色も十分いいんだよなー。

 

それでも、振り返ったタージマハルの美しさには勝てない。

人生でもう二度とここに来ないのかと思うと、中々出られない。

 

せっかくだし母親にこの景色見せようと、ビデオ通話かけるも不在。

最後にその辺にいた観光客に写真を撮ってもらう。下手か。

 

ピックアップポイントまで戻る。

色がかわいかった馬車。

 

 

依然として体調がよろしくないので、

空調のかかったところで休みたいよ~ってドライバーのおじさんに伝えると、

おすすめレストランで話つけてくれて、

エアコンの真下の席準備したし、好きなだけいていいよって言ってくれた。

 

全然おいしくないマンゴーラッシー with 紙ストローと、

すごく美味しかったけど味は覚えていない店員おすすめの謎のカレー

 

ここで母親から連絡があったので、店の先にいたアヒルをビデオ通話で見せました。

レストランはここ。

 

maps.app.goo.gl

 

Agra Fort (アーグラ城)

レストランを出てアーグラ城に来た。世界遺産

ここも荷物は預け入れ。ガイドの客引きが入口にたくさんいるので無視。

 

有料観光地は中に入ると、人が少なくて客引きもいないので穏やか。
インドはどこも人が多いのでなおさら。

 

さっきまでいたタージマハルを望める。

 

風が抜けて気持ちいい。

 

遠くからでも綺麗。

 

 

広かった。
でも見るところは特にない。

大体タージマハル見てた。

バックパッカーみたいなことしてるYouTuberが、ここに来るならタージマハル2回行った方がいいって言ってた。

おすすめなので、最後にリンク貼っておきます。

 

近くに日本人いたけど、インド人に写真頼んだらまた下手だった。

持ち込んでるのはカメラとスマホとパスポートと財布。あとペットボトルの水。

 

親切なおじさんだったので、夕方までのチャーターに切り替えた。

そして無事、謎のお土産屋を紹介されて連れていかれる。

店員が関西弁のインド人。

頭のスイッチが切り替わらないので、

日本語で喋るインド人に、英語で返す日本人になってた。

大理石にタージマハル描いてあるマグネットのお土産を500ルピーで購入。

どうせ空港で似たようなもの買える。

奥でさらに宝石の勧誘トークを受ける。要らないに決まってるだろ。

 

最後駅まで送ってもらい、チャーター料金で揉める。

その後のツーショット。

揉めた内容は最初に見せてもらったメモ帳に書いておいた。

結局2200ルピーとかだった気がする。

とはいえ、めちゃくちゃいい人だった。

年始にLINE来たけど返してない。

 

インドに慣れるまで何かあった時用に、羽田からずっとカバンに入れてた綾鷹

駅のゴミ箱に捨てました。

この後このゴミ箱をサルが漁ってた。

 

代わりに駅の売店で買ったコーラと塩味のポテチ。

コーラはどこの国でもコーラだから助かる。

 

無事遅延する電車。

インドでは列車遅延が日常なので、40分くらいは遅れてるなーと確認。

待ってる電車で、Agra FortからTundla Junctionまで1駅乗りたいだけ。


Tundla Junctionで乗り換えて、21時発の夜行列車に乗る予定です。

念のため乗り換えで1時間半のバッファを見込んでる。えらいね。

インドでは列車遅延が日常茶飯事なので。

40分くらいなら余裕で吸収できるので、余裕の待ち。

 

ところが、待てども待てども来ない電車。

一つ手前の駅を出てから、電車の位置情報が動かない。

駅に到着予想時刻は出てるけど、5分経ったらそれが5分後ろにずれるだけ。

ただ一つわかるのは、乗る電車がまだ来ていないこと。

 

1時間半の余裕はあっという間に消し飛びました。

2時間経っても電車は来ず。

1駅ならと、距離と時間を調べておいたUberに移動手段を切り替えます。

 

1人目のドライバー

電話をかけてきて、Uberの値段じゃいけないから追加で金くれと言ってくる。

2023年最大のブチ切れを電話越しにかます

Uberで決済してるのに、追加で払えってどういうことやねん。

言いたいこと言って電話を切ると、向こうからUberはキャンセル。

 

2人目のドライバー

3分経ってもこの場所から動かない。

こっちは焦ってんだよ!!

キャンセル。

 

結局、近くにいたトゥクトゥクドライバー何人か捕まえて、

その中から、隣の駅まで600ルピー出すから21時までに絶対着けと走らせました。

 

グーグルマップだと21時ちょうどに着きそうな感じ。

乗る夜行列車も5分くらい遅れてるから何もなければ無事間に合いそう。

夜のトゥクトゥクドライブ、気温も下がり、風を浴びてめちゃくちゃ気持ちがいい。

高速なのか、バイパスなのか、快調に進みます。

突如ガソリンスタンドに寄ったドライバー。

まあガソリン入れるくらいなら、電車間に合うだろと思った私。

 

どこにもいない給油スタッフ。

並んでいる車。他にも待ってそうな客がちらほら。

いや、電車の時間ないんだけど…。

ほんとに間に合うんかとドライバー詰めつつ、トイレ行ってタバコ吸います。

日本じゃガソリンスタンドでタバコ吸えないからね。

 

戻ってくるとさっきまでトゥクトゥクドライバーと談笑してたオレンジ色の服の兄ちゃんが、給油をし始めました。

お前スタッフだったんかい。

てっきり反対側のドライバーだと思ってたわ。

 

給油はすぐ終わり、さあ行くぞと思ったら、

ドライバーがガソリン代をくれと言ってきます。

 

???

 

ガソリン代200ルピーやねん

 

???

 

また揉めました。

電車の時間もあるから、拒否して置いて行かれるわけにもいかず、

仕方ないから半分出してやるから、残り半分はお前も払えと手打ちにします。

 

ドライバーと100ルピーずつ払ったお釣りは、ドライバーの手元に入り、

給油スタッフにお前本当はいくらすんだよって聞いたら、苦笑してたのであいつも怪しい。

 

とはいえ時間通りTundla Junction Station到着。

ぴったり21時でした。ドライバーにグータッチでお別れ。

さっきガソリンスタンドでキレてたのにね。

 

ここまで1駅だけ乗る予定だった電車は、約2時間40分遅れでさっきの駅に到着してました。

 

ちょっと待ったら来た電車。15分遅れくらいだったかな。

この電車は来てよかった。

 

ここからは550km、9時間の夜行列車。

真下は電気を消させないうえずっと電話してるインド人、

反対側は白人の若い男の子2人組。

コンセントの使い方教えたり、あまりに下のおっさんがうるさいから目が合って苦笑いしてました。
最後はおっさんがいなくなった瞬間に、お互いさっと消灯して就寝。

2日目終わり。

 

3日目からはガンジス川へと向かいます。後編につづく。

 

 

途中でおすすめした動画

www.youtube.com

アーグラで僕と同じようにタージマハルとアーグラ城に行ってます。

インドの露店で食べまくってるのほんとすごい。

30歳になったし標高0mから富士山に登った話

こんにちは、アボッチです。

突然ですが、皆さんはルート3776、もしくは"ゼロ富士"をご存じでしょうか。

 

名前から想像がつくと思いますが、

海(標高0m)から日本一高い山 富士山の頂上3776mまで登る

ちょっと頭のネジが外れてる挑戦企画です。

 

概念自体は古くからあると思いますが、

今は富士市の観光課がおしゃれな公式サイトを開いて紹介しています。

route3776.jp

 

3日間かけて富士山を登ってきたので、今回はその話です。

 

きっかけ

私事ですが、今年2023年で30歳になりました。(めでたい!)

 

30歳になった年に、なんか人生に残ることしたいなあと思ってまして、

富士山登ってみることにしました。

結婚とかはできなかったので。

 

でも、ただ登るんじゃ面白くない。

人は多いし、ずっと単調な登りだし。

ただ山に登るならアルプスに行く方が面白いわけです。

じゃあせっかくなら昔大学の知り合いがやってた、海から登るやつやってみるかと。

それを1年前くらいから頭の片隅で考えて、

4月におおよそのルート確認と山小屋の予約を済ませました。

 

ルート紹介

https://route3776.jp/img/index/about-img-01.jpg

全長約42km、ただ歩くだけでも長い道のりを標高3776mまでず~っと登ります。

その道中、チェックポイントで5個のスタンプを集めることで達成となり、

申請すると達成証とバッジがもらえます。

 

公式サイトの推奨は3泊4日。

スタンプさえ集めればいいので、連続した日程で登る必要もありません。

世の中には1日で登りきる人もいます。

 

これを3日に分けて登りました。

起点は、2か所あるうち西側の田子の浦みなと公園。

1日目でPICA表富士、2日目で8合目、最終日で登頂して5合目から帰宅です。

たぶんこれが一般的な成人男性向けルート設定だと思います。知らんけど。

 

結果的には完登して大きな達成感を得られましたが、

二度とやらないし人にはオススメしません。自己責任でやってください。

 

 

0日目

金曜の夜、家に帰って準備をして新幹線で新富士駅まで。

こだまに初めて乗りました。

新横浜から1時間弱で到着。

新富士駅。

新富士駅前の東横インに宿泊。

見慣れた部屋に実家並みの安心感。

 

翌日は8時スタートです。

 

 

1日目

出張で貯まったポイントで無料宿泊でした。

ありがとう東横イン

新富士駅のタクシープールでタクシーに乗ります。

まだスタートしてないからセーフ。

そもそも、ルート3776はスタンプラリーだから、

仮に車乗ったり自転車使ったりしてもばれません。

ちゃんと歩きましたけど。

田子の浦みなと公園までってことは、お客さんルート3776ですか?」

「はい、そうなんです。」

「頑張ってくださいね。」

「ありがとうございます。がんばります。」

 

スタート地点です。

公園のど真ん中にあるので、行けばわかります。

これを読んでやる人どうせいないから、別にいいか。

6月頃に近く通った時に下見もしました。

せっかくなので標高0mを目指します。

スタート地点から海に向かうとテトラポットに阻まれます。

自己責任で乗り越えてください。

そうすると海に出会えます。

足を突っ込んでスタート。

標高0mは確認が難しいので、これでよしとします。ヨシ!

このあと、波が来て靴下まで濡れました。

テトラポットを乗り越えて戻り、8時14分スタートです。

 

スタート地点のボックスでスタンプを忘れずにゲット。

アプリでもスタンプラリーできるので、同時にやってます。

 

序盤は登山というより散歩。

めちゃくちゃ暑い。8月だもんね。

気温30度の中、富士山の防寒着や食料が入ったザックを背負って歩きます。

なんて無駄なことをやっているのか。

道中はこんな感じで、ルートを示してくれてます。

道中コンビニで涼みつつ水分補給。

登山中にコンビニがあるなんて便利だな。

最初の2時間で1.5L飲んで、ザックには汗で塩ができてました。

ここで落ち着いてみて気づいた。これ結構つらい。

 

炎天下、直射日光、日陰もないアスファルトをただひたすら歩きます。

 

さわやかもある。

 

東京靴流通センターもある。

 

ジャンボエンチョーモスバーガーと31もある。

天気の良さを恨みます。

僕の他にもルート3776挑戦者がいました。

ザックについてるゼッケンが挑戦者の証です。

 

歩いていると次第に景色は田舎に。静岡なので茶畑もあります。
もう一人の挑戦者とも遭遇。

11㎞地点、スタート後約3時間で今回のルートで最後のコンビニです。

暑さと疲れで食欲もありませんが、食べないと動けなくなるので、気合で食べます。

 

そしてまた、無言の1時間徒歩。

バス停の名前が八王子町

八王子といえば田舎。

 

見るたび2,3分しか進んでない時計を見続け、ただひたすら歩きます。

写真を撮るようなところもありません。

2つ目のスタンプ地点に到着。

12km地点 11時23分(スタートから約3時間)

よもぎ湯です。

ここでお風呂に入っても仕方ないので入りません。

 

この辺でもうかなり帰りたくなってきてた。

まだ3時間しか歩いてないのに。

 

15km地点

店もなくなり、塩分不足で足も攣り、しんどくなってきたところに現れた久しぶりの自販機。

オアシスにたどり着いた気持ち。

普段はダイドー選びませんが、あるだけでありがたい。

人生で一番好きなダイドーの自販機になりました。

国道469号を超え、これ以降林道に入っていきます。

ちょっと涼しい。

別に写真の見た目ほどは涼しくない。

 

そしてひたすらに

代わり映えしない道が始まります。

 

見える道の先まで

 

雷雨でずぶ濡れになっても

 

水たまりがあっても

 

歩きます。

 

何もおもしろくない。

 

2チェックポイントのよもぎ湯からは歩き続けること5時間

28km地点、16時30分(スタートから8時間ちょっと)

ようやく1日目の宿泊地点に到着です。

 

お疲れ様でした。

3つ目のスタンプをゲット。

結局1日目が一番しんどかった。

登山靴で舗装路を28㎞も歩くと、摩擦で足裏にでっけえ水ぶくれができました。

熱いし痛い。

ルート3776挑戦者向けの相部屋ロッジ

6畳に4人、道中ちょっと一緒に歩いた女の子と、2人で来てた男の子たち、僕。

ほどほどの距離感。

当たり障りのない会話をして、各自シャワーと夕飯、明日の準備をします。

 

初日に大雨に打たれ、足は水ぶくれで、何より道のりが面白くない。

2日目は天気悪かったら山小屋キャンセルして帰ろうと決めて20時頃就寝。

 

 

 

 

2日目

天気いい。登山日和。終わり。

嫌なことに天気予報もよさそうで、

足にテーピングまきまきして、6時半に出発しました。

 

ちょっと元気の出る景色。

32㎞地点、7時30分(2日目スタートから1時間)でようやく舗装路が終了。

村山古道に入って、ここから6合目まで登ります。

 

アスファルトを歩くのより500倍楽しい。

 

こういう景色が山登りよな

 

ちょっとお花畑もありつつ

 

雲に包まれたりもして、気づけば6合目直下にシカ。

 

36km地点、11時20分(2日目スタートから4時間50分)

ようやく一般的な富士登山道に合流しました。
フレッシュな登山客の皆さまと対面です。もっと苦しめ。

普通に富士山登る人はここから山登りが始まります。

本当はここでお昼ご飯の予定でしたが、

休憩してると雷と雨がやってきたので、晴れてる宝永山の方に逃げます。

いわゆるプリンスルートです。(富士宮口から御殿場ルート)

すんごい晴れた。

天気がいいとテンションが上がるし、テンションが上がるとコースタイムが縮む。

登山道の難易度なんてないようなもんだから、体力より気分が大事。

砂山みたいな宝永山を登り切る。

砂浜トレーニングかってくらい、登る力が逃げていく。

 

38km地点、12時55分(2日目スタートから6時間25分)

宝永山頂。

富士山頂はまだまだ先だけど、山頂ってちょっと達成感。

 

稜線が綺麗。

 

山頂まで見通せる。

ここで3776やめなくてよかったって思った。

39㎞地点、13時30分(2日目スタートから7時間)

御殿場ルートに合流。ここからは残り1時間半。

 

標高3000mサイン。

高い山には大して登ってないので、仙丈ケ岳の3033m以降は未知の高さ。

 

14時ちょうど、7合目。休業中の日の出館。

 

14時30分、ちょっと登って七合五勺の砂走館。

 

宿泊地の山小屋も見えてくる。

 

雲の上。

もう標高は北岳より高く、日本では富士山だけの世界。

 

40㎞地点、14時50分(2日目スタートから8時間20分)

七合九勺の赤岩八合館に到着。2日目のゴール。

景色良すぎる。ここまで来たらもうほぼ終わったようなもん。

タバコ吸ってしばし景色を堪能したら、

砂ぼこりを落とし、小屋の説明を受けて、自分の場所に荷物を突っ込みます。

 

扉のない押し入れみたいな空間に、各区画3人ずつ寝ていきます。

 

覚悟はしてたけど狭い。富士山の山小屋はどこもこんなもんっぽい。

両隣はソロで来てたおじさんとおばさんでした。

 

二重虹も出ていい感じ。

山はいい景色が無料で見られるの、ほんとお得。

17時から始まる夕飯のカレーを食べて、夕方から両隣と3人でいろんな話をして21時に消灯。

 

狭いのと、布団が暑いのと、いびきや呼吸のうるさい人たちとで、

寝たような寝てないような。

そしてそのまま朝を迎えます。

 

 

 

3日目

ご来光を山頂で見るつもりもなく4時半起き。

早い人は2時に出ていきます。

起きたっていうかずっと半分寝てて半分起きてるみたいな状態だったので、

布団から脱出した時間。

まだ暗くて、御殿場の街明かりが綺麗。

外でカメラを構えて寒さを感じつつ30分撮り続けます。

気温は多分10度ないくらい。

次第に明るく、雲も増えていく。

 


5時2分。

富士山8合目から見るご来光でした。

 

朝日が眩しい山小屋の朝ごはん。

山小屋泊は水も食べ物もあって、ザックが軽くなるので楽でいい。

 

昨晩仲良くなった2人と少し話して、記念撮影をして、

5時50分、頂上へ向かいます。

この上ない天気。

眼下に広がる空と雲海。

 

42㎞地点、7時10分(3日目スタートから1時間20分)

富士山頂に到着しました。

 

でもここじゃすっきりしない。

 

本当のゴールはあっち。

標高3776mの剣ヶ峰までお鉢巡りをしてから向かいます。

 

天気も良ければ景色もいい。

持ってきた防寒着も出番がなく、半袖で紫外線を浴びまくる。

荒々しい山肌。

 

御殿場口の方は人が多い。

 

徐々に大きく見える剣ヶ峰。

 

一周して近づきます。

43.7km地点、7時57分(3日目スタートから2時間7分)

直下の写真撮影列に並びます。

長かった道のりも残すところ、あと少し。

ここまで登ってきた人たちが写真撮影するのを、

一人ひとり待って、遂に自分の順番が来る。

 

8時17分(3日目スタートから2時間27分)

初日のスタートからほぼ48時間後。

日本最高峰 富士山剣ヶ峰 ルート3776登頂成功しました。

天気も良く感動もひとしお。

一緒に登ってきたonちゃん、ルート3776の挑戦者ゼッケン。

写真撮影の邪魔にならないところで、しばしこの景色を眺めます。

天気に恵まれて良かった、晴れ男パワー。

 

 

富士宮口の頂上富士館にて、アプリの方の最後のスタンプをゲット。

9時。

気が済んだところで、下山開始。

ルート3776はこれで達成しましたが、無事家に帰るまでが登山です。

 

下がれば下がるほど、気温が上がる。

下山者と登山者が入り乱れる富士宮ルートを下ります。

 

7合目で軽く休憩を1回入れたら、そのまま5合目まで。

下りはあっという間に。

 

48.7㎞地点、11時32分(3日目スタートから5時間42分)

これで本当に富士登山、終了。

 

13時の新富士駅行きのバスをひたすら待ちます。

登山バス出発。

 

渋滞もあり15時ちょうど、新富士駅に到着。

バスから出た瞬間暑すぎて死ぬかと思った。

15時10分発の新幹線で横浜に帰る。

 

水が1本500円とかしないし、

いろんな食べ物が売ってて、冷房も効いてる。文明最高。

家に帰ったらすぐにシャワー浴びて、冷房全開の布団に吸い込まれました。

完。

 

今回のルート3776リザルトです。

休憩込みの活動時間 22時間28分

距離 48.7km

獲得標高 4132m

 

 

そのうち達成証と、今年は10周年を記念したバッジが送られてくるはず。

https://route3776.jp/wp/wp-content/uploads/2023/06/DSC_0271_s-2-1536x1025.jpg

左が例年の、右が今年のやつ。楽しみ。

 

 

登る前は弾丸登山とか、登山客のマナーとか、ご来光渋滞とか、

嫌な話ばかり聞いてた富士山だったけれど、日曜~月曜は気になるほどじゃなく、

いざ登ると天気にも、山小屋の隣の人にも恵まれて、いい山行となりました。

 

 

山小屋で仲良くなって話してた隣のおばさんが、

フォロワーの母親だったと判明したのは家に帰ってからの話。

 

 

これで30歳、いい一年になるといいな。

お疲れさまでした。

6月に佐渡でしか咲かない花

みなさんこんにちは、アボッチです。

 

 

これを毎度読みに来る物好きなフォロワーの皆さんには説明不要かと思いますが、

この旅行記も4回目となりました。

 

一部のコアな需要のために書いてます。

なんだかんだ長くなるので頑張って読んでください。

 

まだ過去回読んでない人は、好きな順番で読んでください。

1回目 ウラジオストク

kitimasa.hatenablog.com

 

2回目 種子島屋久

kitimasa.hatenablog.com

 

3回目 対馬

kitimasa.hatenablog.com

 

全部読んでくれましたね?

 

 

そして4回目、佐渡に行きました。

 

佐渡の概要 | 佐渡日和

 

新潟県佐渡島、金山が有名なところです。

 

旅行ばかりしてるフォロワーにそそのかされたので行きました。

 

"6月に佐渡でしか咲かない花がある"

 

正確には、新潟県佐渡島山形県の飛島でだけ咲く、

トビシマカンゾウという花、これが5月下旬~6月上旬ころ一面に咲きます。

写真を見せられたら行くしかないなとなったので、旅に出ました。

 

 

てことで、まずは新潟に。

 

マイナポイントをスイカで登録していたのでJREポイントがたまり、

さらにJR東日本のキャンペーンで、普段の半分以下のポイントで新幹線チケットが降ってきました。

www.jreast.co.jp

マイナンバーカードを作ったことで、タダで新幹線に乗れた。無料新幹線。

ありがとう、マイナンバーカード。

 

昔の万代口は跡形もなくなってました。

大学生ぶりくらいの新潟駅前。

 

有名な万代バスターミナルの立ち食いコーナーも内装が新しい。

建物は古いままだったけど。

 

夜は新潟のフォロワーと、とりあえず新潟の地酒でベロ酔い。

何飲んだか覚えてないけど3種類くらい飲んだような気がする。

鹿児島と違って日本酒のメニューが豊富でいい。焼酎飲めないので。

 

 

1日目

 

翌日は気合いで起きて、タクシー乗ってフェリーターミナルへ。

ここからが一人旅のはじまり。

佐渡汽船のフェリーターミナルは万代から絶妙に遠い。

佐渡金山が世界遺産に推薦されることが決まったみたいで、

フェリーターミナルにはのぼりがたくさん立ってました。

世界遺産になるといいですね。

トビシマカンゾウ目当てであろう、カメラおじさんがいっぱいいた。

 

フェリーは2等客室が結構な人でした。なんせ片道2600円なので。

二日酔いでフェリーに乗って、2時間半は拷問でした。

コーラを飲んで紛らわせます、半分くらいは寝てました。

 

航路も国道の要素になりうるという知識を得た。

 

佐渡の湾内に入れば、揺れも穏やかになりました。

船旅でしか得られない栄養素もあります。

船酔いも得られます。

 

船を降りて、佐渡上陸。

カーフェリーなので、でっかい。

よく見ると船長が手を振ってくれてます。

 

今回はレンタカーで島をめぐり。

両津港にはレンタカー屋がたくさんあった。

 

船酔いが気持ち悪すぎてお昼ご飯食べられそうになかったので、

先にトキ保護センターに。

 

あまり園内は広くなく、動物園のようにトキを観察できるというよりは、

名前通り保護センターです。

 

トキ。

日本における完全な野生のトキは絶滅しており、中国から借り受けて人工繁殖したトキの子孫が飼育、放鳥されています。

 

繁殖期と非繁殖期で毛色が変わり、トキのイメージのある薄ピンクは非繫殖期(秋~冬)の色みたい。

 

大体のトキはゲージの中におり、これは絶滅危惧種ではないクロトキ

絶滅危惧種のトキはかなり遠くのゲージでよく見えないパターンが多いです。

(なので写真がない)

 

少し両津港の方に戻り、湖を見ながら食べられるおしゃれカフェへお昼ご飯。

 

佐渡は島なのに加茂湖という湖があります。ちゃんと淡水。佐渡って広い。

加茂湖では牡蠣の養殖もやってるらしい。

 

島といえばローカルスーパー。

 

両津のあたりで一番大きそうなスーパーです。

個人商店やAコープじゃないだけまだよくて、もちろん市街地から離れたら何もない。

買い物は市街地で済ませてから今日のキャンプ地に向かいます。

 

天気どんよりの二つ亀。

 

見ての通り2匹の亀みたいだから二つ亀。

ウラジオストクまでの距離が書いてあるのが、高ポイント。

 

でもってここが今回の宿、二つ亀キャンプ場です。

さっきの看板の右側の景色がこれ。

また貸し切りだと思ったら、男性2人組のキャンパーが来たので安心しました。

1人のキャンプ場って結構怖いんですよ。

夜とか何が出るかわからないし。

あと、種子島でのキャンプ場で職質されたのを根に持ってます。

 

でもなぜかキャンプ場から下に伸びる階段を降り、1人でテントを張りました。

本能には従いましょう。

流木がたくさんあったので、焚火には困りません。

そして、ここはもうキャンプ場ではなく、海水浴場です。

 

 

このロケーションを独り占めするために、キャンプ場を脱出しました。

良い子は怒られるからやめようね。

 

滞在中ずっと波の音に包まれてました。

朝4時くらいに一度起きたら、波の音が気になって眠れなかった。

 

 

ネットから画像を拝借しましたが、夏になるとめちゃくちゃいい海水浴場になります。

皆さんは夏の海水浴に是非どうぞ。

 

 

テントを立てた後、今回の目的地である大野亀にふらっと行きました。

二つ亀からは確か3㎞くらい。もちろん曇り空。

軽く写真を撮り、翌朝に持ち越しとなりました。

 

 

2日目

 

そして、翌日。

晴れた!!!!!!!!

 

急いでテントを撤収して、目的地 大野亀へ。

昨日の2人組に挨拶して、チェックアウトをします。

 

車ですぐの距離、まだ時間も8時過ぎと駐車場の車もまばら。

 

 

これが今回の目的地、大野亀。

ここにしか咲かない花トビシマカンゾウです。

 

 

何も言うことなし。

 

 

完璧な快晴じゃないので、雲の動き、太陽のタイミングと勝負。

 

あと撮って出しです。

 

 

 

 

これは1日目の曇り空。

 

花を見に旅行するようになったのも、いい歳の取り方かなという気もします。

2日ともめちゃくちゃ歩き回ってたくさん写真を撮りました。

 

老夫婦の写真を撮ってあげて少し話したりしました。

 

 

そうこうしてると地元の人たちが祭りの準備をしに集まりだした。

10時半からということで、さすがに見られず退散。

 

 

海岸線を南下します。

たびたび車を止めて撮影。

旅程、特にないからね。

 

こういう景色を見ると原付がよかったなと思います。 

人生でやることリストに、快晴の離島を原付旅、入れた方がいいですよ。

 

 

一足先に夏みたいな尖閣湾。

 

 

 

海を眺めていたら視界に入ったので、遊覧船に乗ります。

無計画旅行はこういう勢いとチャレンジが大事。

だって佐渡なんか、次いつ来るかわかんないでしょ。

 

 

近くで見ると海は本当に綺麗。

東京湾に慣れたらあかん。

 

すげー岩にすげーカモメがいます。

 

自然の雄大さを感じつつ、遊覧船よ沈まないでと願う。

 

船体の真ん中がスケルトンになってて、

浅瀬では海藻や魚群を見ることができました。

 

船内では200円でかっぱえびせんを購入可。

乗り場でも売ってます。

船長がこの辺から投げて~って教えてくれるので、投げるとスターになれます。

 

めちゃくちゃカモメきた。

 

 

他に乗船していた老夫婦と幼稚園手前くらいの子供をつれた3人家族を差し置いて、

カモメにお菓子をあげてはしゃぐ29歳独身男性。

 

普通にお腹空いてたので、半分くらいは自分で食べました。

 

下船後、小さい水族館もあった。

 

久しぶりにちゃんと生き物のいるタッチプールを見ました。

 

ドクターフィッシュと私の指。

水族館もたのしい。

 

再び南下します。

 

寄り道しては写真を撮る。

 

田んぼがめっちゃ多い。

島で田んぼって珍しい。それだけ人口の多い島なんだろうな。

 

お昼ご飯は佐渡金山のふもとでお寿司。

 

ここ相川には、佐渡金山による発展時には長崎に匹敵するほどの人がいたそう。

江戸時代に江戸、大阪、京都に次いで、長崎か佐渡かという町だったらしい。

すごい。

 

北沢浮遊選鉱場跡

こんなんどうやって使ってたんって規模感。

モンスター出てきたり、アイテムの入った宝箱とか置いてほしい。

 

ぐるっと車で遠回りをして総源寺というお寺まで登ると、上からよく見えます。

こういうのもノリで見つけます。

 

いよいよ佐渡金山へ。

坑道の中は10割こういう感じの展示。

 

一生金を掘るフリをさせられている人形たち。

鉱山の中でも、金を掘る人は技術者としてちゃんと地位があったそう。

鏨(たがね)が2日で1本なくなるとか書いてあった気がする。

 

金の延べ棒取れるかなチャレンジ。

12.5㎏あるので、片手で持ち上げるのでも結構重たい。

どうしてもやりたいので、子どもの後ろに並んで順番を待ちます。

 

当月の成功者が貼りだしてあって、6月5日の時点で4人しか取り出せてませんでした。

1回30秒の制限があって、2回チャレンジして失敗。

他の人がやってる間にYouTubeで持ち方を勉強。

 

そして3回目。

やったぜ。

今月5人目、累計2855人目です。

 

今は金価格が高騰しているので、これ1本で1億円ちょっとします。

女性も取れてるので、持ち方が大事っぽい。

 

成し遂げたので佐渡市内に行きます。

 

市内は紳士服や眼鏡、電器、ファーストフードなどチェーン店が並んでる。

ネカフェもあって離島感はどこいった。

 

新潟唯一の五重の塔があるお寺に。

境内めっちゃ綺麗。

 

青紅葉がこれまた綺麗。

これぞ上辺だけの観光って感じで、写真だけ撮って退散。

 

少し市内に戻って、日本酒の酒蔵に立ち寄り。

残念ながらコロナで酒蔵見学は中止中。

 

運転手のため、無料日本酒ボタンは押せず。

店員さんの質問に嘘は付けません。180ml瓶を1本買いました。

 

いい時間になったので、本日の宿にチェックイン。

佐渡スカイラインの入り口あたりにある民宿 桃華園です。

 

看板犬がおりました。

必死に興味を惹くも、全然かまってくれなかった。かまえよ。

 

広いお風呂に入って、夜ご飯。

日本酒飲み比べセットを頼んで、さっきの酒蔵でのフラストレーションを発散。

奥の2本が先ほどの酒蔵のお酒でした。

 

真ん中の"至"という日本酒を冷で1合。

女将の佐渡話が一生止まらないまま、佐渡飯を頂きました。

ベロベロになる予定が、話があまりにも止まらないので、酔いが冷める。

すごい佐渡愛でした。

 

部屋に帰って、絶妙に暑くて寝れない羽毛布団で就寝。

 

 

 

3日目

 

健康朝食と、12時間ぶりの女将の佐渡話で朝がスタート。

もう既に一人旅の会話量をキャパオーバーしました。

犬とちょっとじゃれて最終日出発。

正確には今日も僕がじゃれようとして、犬がこっちを見ているだけです。

 

 

3日目は見覚えのある日本海の景色になりました。

雨が降るか、風が吹くかどっちかにしてくれと思います。

誰だよ昨日原付にすればよかったとか言ってたやつ。車でよかった。

 

佐渡のほぼ最南端、宿根木集落。

路地裏って感じの道しかない、歴史的建造物群です。

 

路地裏マニアのみなさんは必見です。

ここに関しては、雨でよかった。

 

 

 



びしゃびしゃにできるカメラに感謝。

この辺の民家は普通に人が住んでます。

 

ここでも観光ツアーのおばちゃんの写真を撮ってあげる。

1人でカメラ撮ってる若者、頼みやすいもんね。

 

ずっと止まない雨の中、東海岸を北上。

 

途中、山の中へ向かって延々と山道を登る。

舗装路とはいえ中々の急斜面。

 

つづら折りを超えた先に、岩首昇竜棚田。

田植え直後であいにくの天気。

秋に稲穂の実った景色を妄想するくらいしかできません。

 

誰がこんな斜面で稲作しようと思ったんだろうか。

今となっては商業としては成り立たないのか、企業のボランティア田んぼみたいなのが、

ちらほらありました。

そうでもしないと棚田の景観維持は難しいんだろうね。

 

いよいよ、佐渡1周も終了。

途中灯台に寄ったけど、資料館は施錠中。

立て看板には世界灯台百選に選ばれている、文化的価値の高い灯台だって書いてありました。

 

することもなくなり、両津港に無事帰還。

JAのスタンドで濡れた1000円札使って、機械をエラーで止めました。

ごめんなさい。

 

両津港フェリーターミナル

 

フェリーに乗る予定時刻より2時間くらい早めに戻ってきたので、

船酔いから逃れるためにジェットフォイルに振り替えました。

 

船旅の旅情は減り、値段も上がりますが、この風でこの波じゃ背に腹は代えられない。

 

旅情はフェリーターミナルの天ぷらそば650円で補給。

ありがたいことに全然揺れないジェットフォイルで新潟に帰りました。
船酔いしないって素晴らしい。

1時間程度の船旅です。1時間半の短縮。

 


フェリーターミナルからはバスで新潟駅に。

 

ちょうど佐渡に行っている間に全線高架化が終わってました。

あっという間の佐渡旅行おわり。

 

離島のようで離島じゃない、佐渡

市内に住むなら不便さを感じない程度には栄えてるけど、

外周のなにもなさは離島のそれ。

新幹線とジェットフォイルを乗り継げば、

4時間くらいで東京から佐渡まで着いてしまいます。

 

また来年のトビシマカンゾウか、

佐渡金山が世界遺産なった日か、

海水浴にしに行くか、

毎度おなじみのセリフですが、ぜひ行ってその目で感じてください。

 

それでは。

 

Ghost of Tsushimaをやって対馬に行った話

 

こんにちは、アボッチです。

 

今回は2泊3日で対馬に行きました。

その話です。

 

一応Ghost of Tsushimaの聖地巡礼してますが、

僕は、旅の部分が長いブログになるので、ご容赦ください。

 

 

対馬

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長崎県対馬市

 

九州と韓国の間にある島です。南北に70kmくらいある、そこそこ大きい島です。

こうしてみると韓国の方が近くに見えますね。

 

まずなんでこんなところに行こうと思ったのか、

皆さんはプレイしましたでしょうか。

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Ghost of Tsushima

 

対馬を舞台に、アメリカのゲーム制作会社が作ったアクションゲームです。

実際に起きた鎌倉時代元寇をモチーフに、

主人公、境井仁が誉を捨てて、冥人(くろうど)となり、

モンゴル帝国の侵略から対馬を取り戻すゲームです。

 

まあ、これが面白かった、ぜひやってみてください。

 

 

ゲームとの比較のために、PS4起動してスクショ撮るのは面倒だったので、やりません。

 

↓今回参考になった聖地巡礼のブログはこちら

applimeshi.info

 

 

コロナで有効期間延長となっていた航空マイルも、

コロナの終息に伴いいつまで再延長されるかわからなかったので、

キャンペーンに合わせて、羽田-福岡便をマイルでとりあえず安く買いました。

 

じゃあ福岡からどこに行くか、

九州は3年前にレンタカーで一周してるし、

種子島屋久島も今年行ったばかり。(前回記事)

kitimasa.hatenablog.com

そしてたどり着いたのが対馬でした。

 

対馬には福岡から行くのが便利です。

福岡空港長崎空港から空路で対馬空港

もしくは博多港からフェリー、高速船で対馬南部の厳原港へ。

 

今回行きは羽田-福岡-対馬とサクッと飛行機で、

帰りは対馬から高速船で博多港に、そして飛行機で帰ってきました。

 

 

 

 

・1日目

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休日の方が仕事より早起きあるある

 

今回はせっかくなので星を撮ろうと、

M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROをレンタルしてみました。

それでもあんまりボケないね、マイクロフォーサーズ

 

 

羽田空港7:05発 福岡空港

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羽田空港から、まず福岡空港に飛びました。

 

今回登山靴履いて行ってるんですけど、

靴ひもをちゃんと結ばず歩いていたら、自分の靴に紐がひっかかり、

羽田空港で派手に2度転んでます。まだ膝が痛い。

グラウンドスタッフの心配の声掛けが恥ずかしかった男性(28歳独身)。

 

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朝日がまぶしい

 

 

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富士山撮ろうと待ち構えてたけど、右側には富士山が来なかった。

 

 

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雲の上はいつも晴れ、飛行機から見る景色って楽しい

 

 

9:10 福岡空港

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ANAラウンジ行った後、ご飯食べにカードラウンジへ

400円で明太子パンとコーンスープ。

 

 

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ゆっくりするほどの時間もなく、バスで沖留めのプロペラ機へ

 

 

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男の子はプロペラ機でテンションが上がる生き物なので、

テンションが上がっています

 

飛んだら揺れるしうるさいし最悪なんですけど

 

10:35 対馬空港

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定員も少ないので満員気味でした。
僕以外に観光で来てそうな人は大体釣り人。離島あるある。

 

 

レンタカーを借りました。

お世話になります、バジェットレンタカー対馬空港店。

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喫煙車頼んだらかわいい軽自動車きた

 

「お仕事ですか?」と聞かれ「観光です」と答えると、驚かれる。

それが対馬

 

店員さんの作った観光ファイルがめっちゃ便利だったので、

ここで感謝しておきます。

 

 

ちょっと早いけど、早起きだったのでお腹空いてお昼ご飯

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猪鹿鳥(いのしかちょう)

 

猪肉の焼肉ランチ800円

安い。

 

レンタカー借りた時に夜間の運転は動物に気を付けてくださいねと言われたけど、

まずお肉として出会いました。

 

臭みはなく、脂身も少ないのでさっぱりと食べられる。

美味しいよねイノシシ。

 

 

万松院(ばんしょういん)

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ゲーム内では黄金寺として出てきます。

銀杏並木はありませんが、階段に並ぶ石灯籠はまさしくそのもの。

この灯籠の先には、江戸時代頃の歴代対馬藩主の墓が立っています。

 

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上に行くほど、壮大な墓石が立っています。

宗家の中でも偉い人なんでしょうか(説明読んでない)

どうやら日本三大墓所の一つらしい。入場料は300円。

 

厳原の町の外れにあるので、すぐ行けます。

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樹齢1200年くらいの大杉が3本そびえ立ってます。

屋久島でもこういうのたくさん見たなって気分になった。

 

 

 

小茂田浜(こもだはま)

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ゲームで一番最初に元寇を迎え討った場所です。

本当になんの変哲もないただの海岸ですが、

750年ほど前、対馬の人々がここで蒙古軍と戦い討ち死にしたと思うと、

ただの海岸ではないですね。

 

蒙古の大軍に対し、対馬は大敗を喫しほとんどの人が亡くなりました。

その先頭に立って戦ったのが、当時の地頭代 宗助国(そうすけのくに)です。

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元寇750年を記念し、2020年この銅像が建てられました。

 

ゲームをプレイされた方なら察するかもしれませんが、

この宗助国が、Ghost of Tshshimaで志村殿のモデルとなったのです。

(実在した!)

 

ゲームではコトゥン・ハーンに捕らえられ、捕虜となりますが、

現実では、この小茂田浜で対馬を守るため討ち死にしたのでした。

 

誉れおじさんとか言ってごめんよ叔父上…。

 

 

 

金田城跡

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ゲーム内にて志村殿が捕らえられており、まず最初の目標となる金田城

この時には、僕も志村殿を助けるぞという気持ちで登ってます。

このあたりの景色もゲームで見たような気がしてくる雰囲気でした。

 

 

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石塁跡

 

 

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浅茅湾(あそうわん)

 

元々金田城は白村江の戦い後に築城されましたが、

以後、国防の拠点として数度整備されることとなります。

 

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頂上には明治期の砲台跡。

 

 

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弾薬庫の入り口は、どこか異国へ繋がっている道のよう

 

 

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頂上からの景色はまた格別です。秋晴れ。

 

軽い登山くらいの道のりですので、

運動靴は履いて行ってください。

大体片道1時間でした。

 

 

 

テント泊

1泊目はキャンプ

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あそうベイパークでキャンプしました。

一応事前に電話予約していったのですが、

お客さんは僕一人でした。貸し切りソロキャンプ。

 

というか管理人さんすらおらず、電話したらどこかから軽トラでやってきました。

「他にお客さんもいないから好きなところでテント張っていいよー」

 

キャンプで嬉しい言葉ランキングTOP3には入ります。

 

テント設営中に鳴り響く会社携帯。

平日有給はこれがあるから、いっそ電波のないところに行きたい。

キャンプ場はギリギリ1本電波立つくらいでした。

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対馬は内陸部がほぼ圏外です。

 

 

 

 

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キャンプ道具一式を横浜から持って行くので、

最近どんどん軽量装備ばかり買うようになりました。

今回デビューの焚火台(ピコグリル398)と椅子(チェアゼロ)

 

 

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そして風に飛ばされて焼損した本日初使用のチェアゼロの遺影(13,200円)

 

離島あるあるですけど、とにかく一日中風が強い。

軽量装備にした結果、星を撮りに行ってる間に、椅子が飛んで焚火にダイブしてました。

 

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夕飯は豚肉と牡蠣で味噌鍋。

 

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気持ちばかりのマシュマロ焼き。

スーパーにミニマシュマロしかなかったの恨む。

 

 

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椅子を焼いてまで撮ってた星空、プライスレス

 

 

12月のキャンプなので震えて寝ました。

気温は6度くらい、3シーズンの寝袋のギリギリのライン。

 

 

 

・2日目

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寒いから起きるんだけど、寒いから起きられない(伝われ)

 

ウィンナー焼いてバターロール焼いて、ホットチョコレート作りました。

火にかけたクッカーをそのままウインナーの袋に乗せて、

のんきに写真撮ってますが、この後、溶けてくっついた袋が剝がれなくなってるのを

僕はまだ知りません。

 

白嶽登山

昔から対馬の霊峰として信仰の場ともなっていた白嶽

 

朝キビキビと動かなかったせいで10時くらいから登り始めました。

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低山は迷いやすいというのを実感。

登山道の整備が有名な山に比べるとされておらず、マーカーは多くないし見失いがち。

ほどよい雑木林だから、獣道なのか登山道なのかわかりにくく、

前後に人もいないから迷ったら終わりだなーって感じです。

気を付けてください、低山ほど迷います。

 

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山道に鳥居

 

 

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御神体なのか、祠がたくさん道中にありました。

ゲームならキツネに案内されているところです。

なお、対馬にキツネは生息していません。

 

 

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ロープの張り巡らされた急登を終えると、山の反対側が見えます。

ここから短い稜線の強風地帯。

 

半分ロッククライミングのような岩場をなんとか登ります。

 

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360度パノラマの白嶽頂上

ほんと天気には恵まれました。

いくら写真で撮っても、頂上に着いて見渡せるようになった瞬間の感動は

登った人にしかわからない。

 

3時間くらいで降りてこられてこれが見られるのはお得すぎる。

 

足元は狭く強風なので高所恐怖症には厳しい。

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怖すぎて1枚しかセルフタイマーで撮らず、見事にピンボケ。

 

下山後、山菜取りに歩いてきた地元の夫婦にも、

「こんな何にもない対馬によう来たな~」と対馬訛りで言われます。

いや、もうこの景色でほんとに、、

 

聞いたところ、ゲームのヒット直後は、とにかく人だらけで、

広い駐車場ではないものの、第二駐車場までいっぱいだったそう。

 

名残惜しさもありつつ白嶽を出て、あなごを食べに爆走。

 

あなご亭

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看板犬?

 

地方版のミシュランガイドにも掲載された、あなごの名店

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先付けが既に美味しい。

 

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並せいろ蒸し 2750円(コーヒー・デザート付)

 

言うまでもなく美味い。

 

 

 

対馬野生動物保護センター

対馬にはツシマヤマネコという、絶滅危惧種AI(一番絶滅しそうなやつ)入り

してるネコがいます。

 

その保護センターが島の北側にあります。

道中もヤマネコ注意の看板や、反射板がいたるところにあり、

交通事故で亡くなるヤマネコが1匹でも減るように、努力されています。

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保護センターに入るとまず、係員の誘導でヤマネコのところに案内されます。

見学の注意事項を聞いて、フラッシュ焚かない、携帯はマナーモードに切り替えます。

 

以下、ツシマヤマネコかわいいタイムです。

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200枚くらい写真撮りました。

 

今回見られるのは1匹だけでした。

 

ちなみにツシマヤマネコ対馬に行かずとも

東京都  井の頭自然文化園

神奈川県 よこはま動物園ズーラシア

富山県  富山市ファミリーパーク

愛知県  名古屋市東山動植物園

京都府  京都市動物園

福岡県  福岡市動物園

長崎県  九十九島動植物森きらら

沖縄県  沖縄こどもの国

で飼育されてるみたいです。

 

 

 

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道中、ほとんど散り切ったもみじ街道を一応確認し、今日の宿に向かいます。

(夜は寒いので2泊ともテント泊にしなくてよかった)

 

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民宿 西泊

 

対馬の北側の港、比田勝にある民宿にお世話になります。

暖房もWI-FIもあるって素晴らしい。

 

今晩も6部屋ほどある民宿は貸し切りでした。

ほんとに観光客来ないんだな。

 

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夕飯はおかべ食堂

クエの刺身、比田勝名物とんちゃん、対馬の地酒を熱燗で。

 

一人で居酒屋に入って店主と話しながら酒を飲むの、加齢を感じます。

 

この後は少し星を撮りに歩いて、暖かい布団で爆睡。

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・3日目

朝焼け

6時半起きです。

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漁港だけあって、既に船は行ったり来たりしていました。

東日本に比べると日の出は遅く7時10分頃の予定。

 

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朝焼けの淡いグラデーションが素晴らしい。

 

 

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陽がのぼってきました。

 

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釣りをしに埠頭に来ていた、お父さんと息子2人。

段々と空が燃えてくる。

 

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そして日の出。すごく綺麗に色が出てました。

これも離島ならでは。

 

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空が広い。早起きしてよかった。

 

 

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朝焼けに照らされる中、海保の人たちが出勤してました。

撮ってもいいですかー?って聞いて撮ってます。

 

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そして、この船の目の前に野生のイルカ登場。

 

 

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全部で8頭くらい


海保の人も、ここで勤めて1年くらいになるけど、湾内で見たのは初めてだそうです。

迷い込んだのか、20分ほどぐるぐる回って、沖に出ていきました。

 

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民宿の目の前は小さい漁船もたくさん。

ちょうど8時になったので朝ごはんを食べます。

 

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築150年くらいの古民家、民宿の食堂として使っています。

梁が松で、柱に樫?と桜だったかな、

実際に見ると木の種類ごとに、色味と艶が違うのがわかります。

 

朝ごはんを食べたのでお昼の船に向けて対馬を南下します。

 

和多都美神社(わだつみじんじゃ)

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3日目も快晴。

海から鳥居が伸びてきてます。

浅茅湾内なので、水面が鏡のように穏やか。

 

特に時間を気にせず行ったけど、どうやら満潮あたりに行ってた。

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干潮時は、奥の鳥居まで陸続きになるっぽい。

 

あまりにも対馬島内の電波が悪いためか、

観光地にはちょいちょいWi-Fiが飛んでます。

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このステッカーかわいすぎない?

 

 

お参りもして、最終日だけど旅の安全を祈願。

さらに厳原に向けて南下します。

 

 

姫神山砲台跡

白嶽で会ったご夫婦の奥さんにオススメされたので、

あってないような旅程に急遽追加しました。

 

相変わらず道は車1台分で、途中までしか行けません。

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弾薬庫

 

 

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ツタの生え方にそそられるものがある

 

 

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RPGのダンジョンに入った気分

そのうちスライムとか鎧着てる中型モンスターにエンカウントするだろこれ。

 

 

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ひとり旅は、この雰囲気をまじまじと味わえる良さ。

他の観光客や誰かといると、どうしても没入感は出ないからね。

 

 

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その代わり、一人なのでこの中に何かいるんじゃないかって恐怖感もすごい。

 

 

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何もいないことを確認。

 

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一番上まで行くと砲台跡

気持ちのいい海風が吹いてた(強風)

 

 

無事モンスターにエンカしなかったので、

船に間に合うようダッシュで車まで戻ります。

 

 

 

厳原港(いづはらこう)

博多港行きフェリーターミナルがある対馬の玄関口、厳原。

レンタカーを返す前に、お昼を食べる時間がないので、

テイクアウトで対馬バーガーを購入。

おいしそう。

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旧フェリーターミナルがまず先にありますが、もう使われていないので、

その200mくらい先にある新ターミナルまで行きます。(わかりにくかった)

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2020年12月から使い始めたらしい。綺麗。

 

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事前にネット予約してあるので、

支払いと乗船受付をしに奥のチケットカウンターに。

 

13:00発 博多港行き

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離島といえばジェットフォイル

揺れない、フェリーより速い、飛行機より安い。

 

これにて対馬とお別れ。

 

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船内で対馬バーガーを食べます。

時間がなかったので、とにかく対馬なんだから対馬バーガー頼んどこうと

適当に頼んだら、ヒジキとイカが入ってて、不思議な気持ちになりました。

察してください。


食べ終わったら爆睡。

 

 

あとは博多港からバスと地下鉄乗り継いで福岡空港に。

 

空港内で博多ラーメンを食べ、

エニタイムフィットネス博多空港店でシャワーを浴び、

飛行機に乗って羽田に帰りました。

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旅の途中、白嶽で会ったご夫婦にも、居酒屋の店主夫婦にも、

漁終えた港のおっさんにも、

よく対馬に来たなとか、何にもないのによく来たねって感じの話をされました。

 

このブログを読む人たちは、おそらくほとんどが対馬に行くことはないかもしれませんが、

その中で誰か一人でも行くきっかけになれば幸いです。

 

何もないけれど、空と海と山が広がってます。

ぜひ、自分の目でその景色を確かめてみてください。

 

 

おわり

 

 

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ひとりで種子島と屋久島に行った話

こんにちは、アボッチです。

5月に一人で6日間種子島屋久島に行ってきました。

その話です。

 

 

 

 ・種子島屋久

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鹿児島県の南側に位置してます。

とにかく鹿児島本港に行って、フェリーか高速船に乗ればたどり着けます。

お金持ちなら鹿児島空港からエアコミューターで種子島空港に飛べます。

 

僕は羽田から鹿児島空港、空港からはリムジンバスで鹿児島中心部に行き、

鹿児島港から高速船で、種子島屋久島と巡りました。

 

種子島屋久島にした理由

種子島が自転車で回るのにちょうどよさそうなサイズ感だったからです。

外周160~170kmということで、当初3日間くらいかけて自転車持って回る予定です。

 

4月にたくさん働いたので、代休を土日に合わせて重ねることで、

5月18日~23日で6連休を誕生させました。めでたい。

 

6連休もあるなら隣に屋久島あるし、一緒に行っておかないと損だな。

ってことで、屋久島も行くことにしました。

 

その結果、

18日 羽田→鹿児島→種子島

19日 種子島観光

20日 種子島観光

21日 種子島屋久

22日 屋久島登山

23日 屋久島→鹿児島→羽田

 

という旅程に決まりました。

 

 

 

1日目(5月18日)

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朝6時に家を出て羽田空港へ。

スカイマークなので、JAL側のターミナルです。

仕事ではANAにしか乗らないので、赤い方は新鮮です。

 

7:45羽田発 9:35鹿児島着

着くと、ものすごい雨でした。

 

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それもそのはず。今回の旅、なんと鹿児島南部は史上2番目の早さで梅雨入りしやがったのです。

 

weathernews.jp

このタイミングで、行こうと思ったのは平年の梅雨入りが5月末頃だったからなのに。

6連休中、天気予報は5日間雨でした。どうなることやら。

 

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鹿児島空港からリムジンバスで天文館に出ます。

人生で初めて天文館って聞いたとき、地名だとは思いませんでした。

元々そう呼ばれる建物があったけど、今は跡地に記念碑があるだけみたいです。

 

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前にも来たことがある黒かつ亭天文館店でお昼を食べます。

鹿児島名物といえば黒豚、豚肉といえばとんかつ、自然な流れです。

この頃には、傘を差さなくてもいけるくらいの降り方になってきました。

傘を持ってきてないので、助かります。

 

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 完全に余談ですが、鹿児島のガソリンスタンドはほとんどが価格表示をしてません。

せっかくの電光掲示板を888にしてます。

地元の人はどこのスタンドが安いか知ってるので、あまり気にしないみたいですけど、

不思議な文化です。

 

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天文館から歩いて15分くらいで、高速船ターミナルに着きます。

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出航1時間前から乗船受付が始まるので、

乗船券との引き換えと、座席指定を行います。

高速船は2階建てで、座席が2-3-2で並んでます。

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約1時間半の船旅ですが、ジェットフォイルなので、ほとんど揺れず快適です。

 

 

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1時間半で種子島到着。雨は止みました。

何があるというわけでもないですが、離島というほどではなく、西之表港周辺は普通に人がたくさんいます。逆に港以外は人いませんけど。

 

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港では出荷待ちであろう黒豚が乗ったトラックが停まってました。

切ない目でこちらを見てます、本当に切ない目で。

3時間前にとんかつをたべたばかりの僕に視線が刺さります。

命に感謝。

 

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種子島で唯一?のレンタルバイク屋さんです。

ここでレンタサイクルもやってます。

今回は借りませんでしたが、キャンプ用品や、シュノーケルとかもレンタルしてるみたい。

種子島を1周する自転車を借りる予約をしたので、さっそく借ります。

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原付を借りました。

その後ろにある白いクロスバイクが元々借りる予約をしていた自転車です。

 

天気予報が雨なんですよ、ずっとね。

あとそこに転がってるザック、13㎏あります。

冷静にそんなん背負って自転車3日間乗れるわけがない。

肩と腰がぶっ壊れます。

原付も正式名称は原動機付”自転車”ですからね。

すいませんでした。

 

結果的に、小回りが効くので色々なところ回って写真撮る時間を作れたり、

キャンプの買い出しに重宝したので、種子島に原付おすすめです。

 

 

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ここの看板猫、名前は黒糖。

拾われた猫で、めちゃくちゃ人のいいレンタルバイク屋のお兄さんの稼ぎで飯食ってます。

 

 

このお兄さんは暇があればバイクで種子島を走って、キャンプするみたいで、

巡る場所や通った方がいい道路、キャンプ場の設備、役に立つ情報をたくさん教えてもらいました。

僕自身も事前に、場所の目星は付けて来るものの、

観光サイトではわからない現地の情報を聞けたのはラッキーでした。

そもそもネットにあまり情報が転がってないんですよね、種子島

今回種子島の旅程のほとんどが、このレンタルバイクの店の中で決まってます。

 

ということで、原付旅のスタートです。

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浦田海水浴場

誰もいませんが、4月からもう海開きしてます。

湾になってて波もなく、めちゃくちゃきれいでした。

 

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奥神社

全然観光スポットじゃないけれど、御神木がすごいです。

アコウの大木が鎮座しています。神社はあまり使われていない雰囲気。

 

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ヘゴの自生群

めちゃくちゃでかいシダがたくさん生えてます。

南国、ジュラシックパーク、って感じ(語彙力)

 

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島といえば猫。

 

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種子島は平坦っていうけど、自転車で回るには結構しんどいと思う。

アップダウンがすごくて原付にしてよかった瞬間。

 

北側を一周して、いい時間になったので、

宮之浦港に戻ってスーパーで買い出ししてからキャンプ地に向かいます。

 

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天女ヶ倉公園

山の上にあって、晴れてたらめちゃくちゃ景色がいいところらしい。晴れてたら。

雲の中なので、何も見えませんでした。

夜からまた雨が降り出したので、東屋をお借りしてテント設営。

 

真っ暗な山道は雲の中で視界も悪く、雰囲気はホラーでした。

 

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ふるさと納税の返礼品でもらったSOTO(新富士バーナー)のMUKAストーブ、

まさかの種子島で初使用となりました。

燃料にレギュラーガソリンが使えるので、燃料を現地調達可能で、

ホワイトガソリンやボンベより燃料費が安い。

 

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夕飯は種子島産のセガツオと、鹿児島産の豚肉の白湯鍋。
外は雨なのでさっさと寝ます。


1日目おわり。




2日目(5月19日)

 

5時半に起きました。もとい、起こされました。

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 この木のベンチ、鳥のフンで汚いんですけど、

この上でスズメがジュンジュン鳴いてるんです。

チュンチュンじゃなくて、ジュンジュン鳴いてる。

さらにウグイスも、その辺の木でホケキョホケキョ鳴いてる。

もう大合唱。朝5時半。

朝ごはんにパン食べて雨が止むのを待ちます。

 

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止みませんでした。ていうか雷も鳴ってきました。

ここで僕はふて寝を決めます。

10時くらいになって、流石に移動しなきゃなと、のそのそとテントを片づけます。

いくらか小雨にもなったんで、ようやく走り出しました。

 

 

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アコウのアーチの手前

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アコウのアーチ

倒木?がトンネルみたいになってます。

 

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この時、普通に雨が降ってる中でも、そのまま使って問題なく写真撮れました。

防水性能でオリンパス買った安心感、びしゃびしゃのOM-D E-M5です。

 

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あとはただひたすら山道と海岸線を走ります。

雨も降ったり止んだりになりました。

 

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中種子(なかたね)町の手前にあるアイショップ石堂店

種子島秒速5センチメートルの聖地です。

 

そのまま中種子の中心部に行くと、中央高校がありました。

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5月のド平日なので、高校生は普通に授業してます。

原付のおじさんが高校の写真撮ってるのも、なんか引け目を感じるので、足早に退散します。

お昼は中種子の焼肉屋さんでランチを食べました。

 

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ようやく見えた晴れ間。

奥に見えるのは屋久島です。

 

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種子島のガソリン価格。

この時関東でレギュラー140円くらいだった気がします。

ちなみにタバコは本土の定価より50円高い。

 

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これは種子島でいくらでも見られるサトウキビ畑。

全然ざわわじゃない。

勝手に夏のイメージがあったけど、調べてみたら収穫時期は12月~4月らしい。

なので、これは来年に収穫される植えられたばかりのサトウキビ。

 

 

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マングローブビューなかたね

マングローブってもっと根っこが出てるものだと思ったんですが、

普通に水際に生えてる低木って感じでした。

カニいっぱいいました。

 

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種子島ジェラートHOPE

道路沿いにあるおしゃれな空間です。

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地元のフルーツを使ったフレーバーがたくさんあって、

僕は甘夏、ぽんかん、種子島リッチミルクのトリプルを食べました。

 

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めちゃくちゃおいしい。一足先に夏気分になってます。

この頃にはすっかり晴れて気温も上がりました。

 

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10時からの移動で予定より全然走ってませんが、夕方から雨の予報だったので、

晴れてるうちにと、熊野海水浴場のキャンプ場に宿を決定。

1泊テント持ち込みで500円。

テント乾かせるのサイコー!

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暑くなり目の前に誰もいない綺麗な海があることに耐え切れず、

サイクルパンツで一人海水浴。

辛うじて犬の散歩してるおじいさんが一人いました。

学生の頃にしまなみ海道でも、サイクルジャージで海入ったの思い出します。

 

この後、パッドのせいで干したサイクルパンツが全然乾かなくて後悔します。

 

海水浴場の隣に温泉保養センターがあるので、お風呂に行きました。

town.nakatane.kagoshima.jp

なんてことない銭湯みたいな施設です。

地元の人が入りに来るので、みんなおおよそ常連なんだろうなって雰囲気が感じられます。

 

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千座の岩屋(ちくらのいわや)

”ちくら”とは読めない。

熊野から少し行ったところにある干潮時にしか入れない、海食によりできた洞窟です。

看板が途中までしかなく、多分あれだろうなって感じの岩に向かって、

多分これが入口なんだろうなって感じの穴に入るとあります。

道中はフナムシがたくさんいて、洞窟内は海藻が打ち上げられていて、

お世辞にも綺麗な場所ではなかった。。時期的なものなのかな?

観光サイトの写真ではめちゃくちゃ綺麗な砂でした。

 

そのまま中種子に一度戻ってAコープで買い出しです。

離島よろしくその辺には個人商店しかないので、

献立を何も決めず適当に生鮮食品買おうと思うと、

ちょっと足を伸ばして中心部のスーパーに行く必要が出ます。

この辺が何よりも原付にしてよかったポイントです。

 

種子島の酒売り場ですが、ほとんど焼酎しかありません。

売り場の半分くらい焼酎です。

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適当に晩酌をして、夜になったところでまた雨が降ってきたので、

21時過ぎくらいに就寝しました。寝てばっかりだな今日。

 

 

 

 

 

と思いきや。

 

「すいませーん」

 

テントの外から声が聞こえます。

時計は23時。

そういえば受付で、他のお客さんは車中泊が一人いますと教えてくれ、

洗い場で挨拶したことを思い出します。

3回くらい声を掛けられ続けるので、流石に無視できず、

なにあったのかと、テントを開けると

 

「鹿児島県警なんですけど~」

 

イラっとしました。なんやねん23時に。

外は結構な雨、風も出てきました。

話を聞いたら、駐車場に停めてある原付のハンドルロックがされてないと。

俺の他に誰もキャンプしてないような平日のキャンプ場で、誰がそこまで気にするんだよと…。

よっぽど前日の公園キャンプの方が、職質されて然るべきです。

ばっちり免許証をメモされ、いつから来て、どこに行くのか、

寝起きの最悪な顔を懐中電灯で照らされながら、職務質問されました。

 

この晩、ここから更に風が強くなり、

風に煽られ半分浮いた今にも飛んでいきそうなテントで、寝られない夜になりました。

 

 

2日目おわり。

 

 

 

 

3日目(5月20日

 

この日は周りに鳥がいないので、鳴き声で起きることはなかったものの、

あまりにテントが飛ばされそうになるので、風で起きました。

2泊とも種子島の自然を感じる目覚め、これぞ旅行の1つの醍醐味だと思います。

 (スーパーポジティブシンキング)

 

この日は時間の決まった予定があるので、

さっさと撤収して、ちゃんと朝から移動します。

 

風の強い中、30分弱ほど走ってたどり着いたのがこちら。

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種子島宇宙センター

今回の種子島のメインといっても過言ではない、種子島といえばというスポットです。

現在はコロナウイルスの関係で、1時間単位の来館事前予約が必要となっております。

1枠50名が上限となっており、次の枠が空いてる場合は、当日に限り自分の枠が終了後延長可能だそうです。

9時半~10時半の朝一番の枠を予約したため、ちゃんと朝から移動してきました。

 

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宇宙センターの敷地に入ってから、見学できる宇宙科学技術館まで、中々走りました。

見学できる箇所はほんの一部、部外者立ち入り禁止の門がたくさんあり、

広大な構内では日々技術者が仕事してるんだろうなって感じです。

 

顔ハメパネルにはゆるキャラの先客がいたのでできませんでした。

これもコロナのせいでしょうか。

そもそも一人なんで、撮れないけど。

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元々航空関係に携わりたかった身としては、ロマンを感じずにはいられない空間でした。

でも航空宇宙分野って、機械工学の中でも、頭のいい人たちしかいけない領域なんですよね。

興味がない人なら20分くらいで見終わるくらい、正直展示量としては少ないです。

普段なら構内のバスツアーが無料で開催されてるから、

なんとなく行くならそれも合わせたほうが、視覚的に面白いと思います。

ほんと小さい街の科学館くらいの規模です。

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JAXAの前身であるNASDA時代の小型発射台

 

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その先からメインの大型発射台を遠くに見ることができます。

 

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アップしたバージョン。

ロケット打ち上げの日は、この発射台から半径3㎞圏内が立ち入り禁止となります。

 

2021年はH2Aロケットと、新型のH3ロケットの初号機試験が予定されています。

www.sed.co.jp

一度くらい生でロケット打ち上げ見てみたいなあ・・・。

 

2時間弱くらい滞在したので、お昼ご飯を目指して中種子に戻ります。

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種子島に2つしかないチェーンのコンビニのうちの1つ

コンビニATMはファミマではなく、鹿児島銀行の普通のATMが置いてありました。

 

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インギー地鶏の刺身定食。(2200円)

僕にはまだ、鶏の刺身の良さはわかりませんでした。

おおよそポン酢と薬味の味なんよ。

 

ちなみにこの日は我らがロサンゼルス・レイカーズ

プレーイントーナメント初戦のウォーリアーズ戦でした。

ご飯を食べつつ、移動しつつ、試合結果はとても気になる。

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耐え切れず試合後半ここで見ました。

レイカーズファンは日本にもたくさんいれど、

種子島でリアルタイム観戦してたのは僕くらいのものでしょう。

無事勝って7位シードでプレーオフ進出を決めました。

 

ですが、悲しいことにこの旅行記を書いている今日、

1stラウンドをサンズ相手に2-4で敗退しております。

今シーズンもありがとうレイカーズ

 

すいません、話が逸れました。

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ただの海岸線を走るだけで気持ちがいい。

東京湾じゃ見ることのできない海の青さです。

 

北上して西之表港を目指しつつ、寄り道もします。

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男淵・女淵の滝

こっちの写真に撮れる方が男淵の滝で、この1段下にあるのが女淵の滝です。

そちらは林越しに上から見るような形になるので、あんまり見えません。

 

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レンタルバイク屋のお兄さんに教えてもらった道を通りつつ、

夕方西之表に戻りました。

 

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ただいま、黒糖。

旅の話、移住の話、種子島のいろいろを聞きました。

1時間弱くらい話し込みました。お兄さんありがとう…。

種子島のおすすめは梅雨前の5月か、秋の9月10月頃だそうです。

きっとまたいつか来るでしょう。

 

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3泊目からは宿です。

1人なのにツインになります。改装工事中ってエレベータに書いてました。

このツインが後で役に立ちます。

 

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夕飯はホテルと同じグループでやってるお食事処の井元さん。

 

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時期がギリギリで、なんとかあったという伊勢海老のお造り。運がいいらしい。

 

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ここでは豪快な女将に見つかり、若い男が一人で来たんだからサービスしてやると、

生ビールに焼酎一合、さらにはカニの塩ゆでと寿司一貫をサービスで頂きました。

 

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せっかくの鹿児島なので、女将に飲みやすい焼酎を聞き、

レンタルバイク屋のお兄さんに勧められたお湯割りで焼酎チャレンジしたけど、

なんとか飲み切るのが精一杯で、美味しく飲めるのはまだ先みたいです。

料理が出るわ出るわで、大満足の夕飯でした。食べきれないかと思った。

 

無事に酔っぱらって、部屋に戻った瞬間寝ました。

 

島の人は外から来た人にとても優しい。

3日目おわり。

 

 

 

4日目(5月21日)

 

熟睡で起床。外の雨も、鳥の声も、風の強さも部屋なら関係ありません。

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除湿モード風量マックスで、濡れたテントを部屋で乾かします。

インナーテントとフライシートの2枚があるので、ツインベッドなのが役に立ちました。

ついでに、びしゃびしゃのまま昨日から乾かなかったサイクルパンツと、

着替えを持ってコインランドリーに行きます。

洗濯乾燥セットでお値段驚異の1200円。(600~700円くらいが相場じゃない?)

 

色々乾かした後は朝ごはんを食べて、高速船の時間まで暇をつぶします。

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種子島鉄砲館

種子島の歴史や民族文化等が見られる博物館ですが、

緊急事態宣言及び蔓延防止等重点措置の発令地域から来た人は、入場できませんでした。無念。

他に行く場所がないので、お散歩しつつ屋久島行きの高速船乗り場へと向かいます。

 

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種子島の街中には、こんな感じでカラフルな街中アートがちょいちょいあります。

 

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こっちはクジラの形。

 

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種子島の高速船乗り場

屋久島行きは種子島から乗る人がほとんどいません。(それはそう)

10:10 種子島西之表港発 13:05 屋久安房港着

 

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相変わらず雨が降っています。

屋久島には高速船の港が2ヵ所あり、北側にある宮之浦港

もう一つが今回到着した安房港です。

一般的な縄文杉日帰り登山をする場合は、安房港が登山口に近い港となります。

 

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世界遺産 屋久

国立公園になっている山にありがちな、マイカー規制が屋久島の登山口にもあります。

屋久杉自然館まではレンタカー等でも行くことができますが、

そこから先の荒川登山口までは、そこで登山バスに乗り換える必要があります。

 

登山バスは早朝5時6時頃に出発しますので、バスの乗車券は混雑を避ける目的でも、

前日のうちに観光案内所等で購入をおすすめします。

環境保全協力金と登山バスで日帰りの場合は往復2400円。

yakushima-tozan.com

ちなみにこの登山バス、天候が悪い場合は運行しませんので、

そうなると屋久杉への登山は難しくなります。

貸し切りタクシーをチャーターできれば登山口まで行けるみたいですが、観光案内所の方も歯切れは悪かったので、その辺りは自己責任でお願いします。

 

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屋久島で3回くらい見た看板。

そりゃ高いんだもん、みんな出かけた時に買って帰ってくるわな。

 

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屋久島のお昼ご飯 定食・パスタかたぎりさん

トビウオのひつまぶし定食

 

トビウオ自体の味というより、これもタレと薬味の味って感じで…。

ちゃんと味がしたらもっと一般的だよなと、鶏の刺身に引き続き痛感します。

仙台から移住した家族でやってるお店で、内装は新しく、

シェフのおすすめメニューのパスタはめちゃくちゃおいしそうでした。

でも、旅行先ではその土地の名物を食べる義務があるので…。

 

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屋久島でお世話になる民宿たけんこ

チェックインは16時からなので、荷物だけ預けて温泉を目指します。

 

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雨は止みましたが、山は見えず。

ここからバスで40分ほど、島の南側へと行きます。

 

バスは下校時の小学生がたくさん乗ってきて、

みんなそれぞれの停留所で降りていきました。

黄色い帽子をたくさん見ながら、旅情を感じます。

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湯泊温泉

 

目の前が海、源泉はぬるめ、脱衣所はなし。

手前に男女別のお風呂、その奥にさらに海に近い混浴のお風呂があります。

近くに平内海中温泉という、干潮前後2時間しか入れない似たような温泉があります。

干潮のタイミングが悪く、今回はこちらだけ。

帰りにカップルがレンタカーで来たけど、お風呂だけ見て入らず帰っていきました。

いや、入れよ。

 

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民宿に帰ってきてご飯。

トビウオは焼いた方がおいしい。

 

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買い出しに来たスーパーの軒先で雨宿りするネコ。

島といえばネコ。

この後、屋久島のパチンコ屋さんに行って1万円負けます。

種子島屋久島もコンビニは全然ないけど、パチンコ屋はある。

 

 

 

4日目おわり。

 

 

 

5日目(5月22日)

朝4時半起床

5時発の路線バスで屋久杉自然館に向かいます。

民宿では、屋久杉登山することを伝えると朝ごはんの代わりに、お昼の仕出しお弁当をもらえます。

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ここで登山バスに乗り換え。

実は前日、前々日と登山バスは雨のため運休していました。

 

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修学旅行のような乗客満員のバスで30分ほどかけて登山口まで行きます。

ちなみに、満員の場合でも追加で臨時便を出してくれるので、

時間さえ守れば乗れないことはないみたいです。

 

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ここから縄文杉まで往復約8~10時間、登山開始。

 

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序盤はトロッコ道と川を渡る橋を何度も越えます。

高所恐怖症にはかなりキツいところ、両脇の欄干がない橋も数か所あります。

落ちたら死ぬやん。

 

しかもこのトロッコ道、濡れるととんでもなく滑ります。

これが危ないうえ、砂浜ダッシュみたいに足が踏んだ分進まなくなるので、かなり体力を奪ってきます。

もし準備ができるなら軽アイゼンのように、靴の上から取り付けるゴムスパイクがあるとめちゃくちゃ便利だと思います。

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橋からの景色は素晴らしい、怖さで足をガチガチに固めて撮ってるけど。

 

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屋久島といえば雨が多い、そのためか至る所から水がしみ出してる。

杉を見るのは一瞬ですが、苔はいろいろな景色を見せてくれる。

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ウキウキで苔を撮りながら、8㎞のトロッコ道を踏破します。

杉を見に来てるのか、苔を見に来てるのか。

ロッコ道が終わると、そこからようやく登山道らしい上り道になります。

この辺りまで来ると、自分と似たようなペースで歩く人たちの姿を覚え出します。

 

 

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ウィルソン株

上り始めて30分ほどで到着。

中に入って見上げる例のやつです。

 

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有名なハートは見つかりませんでした、意外と難しい。

来たら角度を探してみてください。

 

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ウィルソン株からさらに40分ほどで大王杉

この辺りから杉のサイズがおかしくなります。

 

 

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さらに30分登り、午前10時半、縄文杉に到着しました。

 

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流石に別格。お疲れさまでした。

自然の生命力みたいなものを、眼前に感じます。

写真では伝わらないスケール感、ぜひ感じに行ってください。

いくら綺麗に写真を撮ろうが、生で見る景色に勝るものはありません。

 

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11時にお昼ご飯

わざわざお湯沸かさなくていいのはお弁当のいいところ。

朝からもっていた天気も、このあたりから雨が降り出します。

 

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下山しながらも苔を撮ります。

雨は降ってるのに、日差しは出てきて明るくなりました。

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ウィルソン株を過ぎた下山道中、足を捻挫したのか、おばあちゃんが救助隊に担がれる瞬間に出会います。

その脇を通り抜け、先にトロッコ道まで降りてきたところ、

僕の後10分しないくらいで、人を担いだ救助隊が降りてきました。

あまりの速さに驚きます。プロってすごい。

ここからはトロッコで運ばれて行きました。

 

流石に屋久島は歩道が整備されているとはいえ10時間かかるせいか、尾瀬ほどふざけた格好の人はいません。

みんな登山者らしい恰好をしています。

場所はわかりませんがテント泊もできるので、60Lザックをパンパンにして登るグループもちらほらすれ違いました。

 

ここからは滑る地獄のトロッコ

この区間が何よりしんどい。帰り道では余計に重く響きます。

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サルが出ました。

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ついていくとサルが増えました。

 

14時半、下山です。

写真撮りつつ、休憩込みで約8時間くらい。

軽装なのでそこそこのペースでしょう。

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獲得標高はないですが、思ったよりもトロッコ道の距離が長く、

精神的にかなり疲れます。

ここからさらに15時の下山バスを待って、無事下山しました。

 

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帰ってきたら早めに入れるようお風呂を沸かしておいてくれてた。神。

そしてそのままご飯、天ぷらでした。いいですね民宿って。

 

そして早めに就寝、といきたいところですが、

6日間のうち、今日の夜だけが唯一の晴れ予報。

 

離島といえば星空。

見ないわけにはいきませんでした。

 

自宅からもってきた三脚、いまだ出番なし。

 

天気予報では22時くらいから晴れる予報でしたが、

時間が経つにつれ、それが23時、0時と遅くなります。

4時半起きで山道を8時間歩いた身ですが、

3時にアラームをかけて、そこで晴れていたら星を撮りに出ることに賭けました。

 

 

 

 

そして午前3時

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優勝です。

民宿を出た時、思わず声が出ました。

プラネタリウムみたいな星空、人工衛星の光も、流れ星もすぐにわかります。

 

安房は街灯が多いため、30分ほど歩いて春田浜の海水浴場の方まできて撮影。

このカメラでの初のバルブ撮影、よく見たらピントは合ってませんが、

涙が出るくらい広い星空でした。

4時になり、段々と星が減っていく瞬間を見ながら、民宿へと戻ります。

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朝焼けがどんどん広がっていき、鳥が鳴き始めます。うるせえ!

 

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このくらいの時間から、屋久杉に向かうであろう車が走り始めました。

我ながらよく起きたもんだと、まだ若い。起きてよかった。

 

 

民宿に帰って7時まで、2時間だけ寝ます。

 

5日目?おわり。

 

 

 

6日目最終日(5月23日)

2時間睡眠で民宿のおばちゃんに、朝ごはんだよ起きてくれとドアの向こうから起こされます。

実家を出てかれこれ10年近くになりますが、久々にこんな起こされ方をしました。

この旅行、こうして書いてみると起床のバリエーションが豊富な気がする。

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朝ごはんって感じの朝ごはんをいただきます。

早く食べて部屋で時間までもうひと眠りしてやると思って部屋に帰ると、

そこに布団はありませんでした。マジで悲しかった。

 

民宿のおばちゃんに感謝と別れを告げて、いざ自宅へと帰ります。

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路線バスで帰りの高速船が出る宮之浦港へ。

バスを待ってると、次に来た高校生がこんにちはって挨拶してくれました。

明らかに屋久島観光客スタイルの僕に挨拶してくれるの、とても嬉しくてびっくりしました。

その嬉しさを表情に出さないように、冷静に挨拶を返します。

28歳独身男性が現地の男子高校生にウキウキで挨拶返すわけにはいきません。

いや、そんなことはないんですけど、

 

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益救神社(やくじんじゃ)

すげえ縁起の良さそうな名前の神社です。

 

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すごく縁起の良さそうな、益救之水500mlを200円で売っています。

流石に買わず、お参りしに行ったところで、縁起でもない事件が起きます。

 

 

 

 

いざお参りしようと、お賽銭を出そうとしたその瞬間、

どこにも財布がないことに気づきました。

 

確実に乗ってきた路線バスに置いてきたことを悟ります。

整理券方式なので、降りるときに両替が必要になり、

その時、支払機の上に財布を置いたことを思い出します。

 

高速船出発まで残り1時間

乗船券は財布の中。

このままじゃ屋久島から出ることができない。

乗船券もなければ、現金もカードもない。

翌月曜日は仕事で出張予定だったので、頭の中で色々なことを覚悟しました。

 

とりあえずバスの営業所に電話し、乗車したバスを伝えたところ、

運転手さんと連絡をつけてくれ、財布の忘れ物があることがわかりました。

なんとか一安心。

更に運がいいことに、終点は高速船ターミナルそば、

次の折り返しの発車まで40分ほどあるとのことで、間に合いそうならそれまでにバスに取りに来てくださいとのことでした。

 

帰れる~~~!!帰りたくないけど!!

ウキウキで高速船ターミナルに向かってると、突然路上からクラクションを鳴らされます。

何かと思いそっちを見ると、路線バスがいます。

運転手のおっちゃんが来いと手招きをしてる。

なんと、財布、受け取りました。

 

細かい言葉を交わす時間はなく、感謝するので精一杯でしたが、

きっと連絡を受けてから、わざわざ探しに来てくれたんだと思います。

ある種のカルチャーショックすら覚える出来事でした。

 

都会で生活していると、電車に乗ってる隣の人は見知らぬ他人ですが、

島の人たちからは隣人愛のようなものを感じられるような気がします。

書いてしまうと美談みたいになるけど、この旅がよかったなあって思い出のような出来事というよりも、人生経験の一つになりました。

 

 

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もちろん高速船の時間にも余裕で間に合い、屋久島ともお別れです。

 

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昨日までの5日間、ほとんど曇りか雨だったのに、最終日はムカつくくらいの晴れ模様。

 

鹿児島港について、再び天文館をフラフラします。

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気温が上がったら、食べるしかない鹿児島名物白熊

水曜どうでしょうで大泉さんが、ダッシュで白熊買いに来た天文館むじゃき本店です。

奥でシロクマが悲しい目でどこかを見つめています。

 

リムジンバスで天文館から鹿児島空港へ。

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最後に生ビールを飲んで、鹿児島6日間が終了。

18:00 鹿児島空港発 19:50 羽田空港

 

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人の温かさと大自然を感じた6日間でした。

ありがとうございます。

 

 

以上、ひとりで種子島屋久島に行った話でした。

 

 

ロシア語がわからずに真冬のウラジオストクに行った話

こんにちは、アボッチです。

早速本題ですが、1月2~4日にウラジオストクに行ってきました。

なおロシア語は何もわかりません。

わからない人でも行ってもらえるように書いてみます。

それほど僕は楽しかった街でした。

 

 

ウラジオストクとは

 「ウラジオストク」の画像検索結果

極東部に位置する、日本から片道2時間半で行けちゃうロシアです。

時差は日本より1時間早いです。1月の平均最高気温がー11℃。

 

 

・なぜウラジオストクに行ったのか

休みの関係上、2泊3日しか取れなかったので、最大限刺激的な旅行をしたかったという思い付きです。

日本から2時間半で行ける距離にありながら、街並みはヨーロッパのよう。

年末年始に韓国や台湾は料金が高いし…。

一方、ロシアはこの時期でもそんなに料金が上がらない!

Sky scannerで航空券は往復6万3000円ほどでした。

安い時期でも4万円台後半なので、悪くはないのかなと。

(距離的にはもう少し安くていいと思うけどね…)

 

 ・いざウラジオストク

 必要物

  パスポート(残期限6か月以上)

  E-visa(電子ビザ)

  防寒具

  Cタイプ変換プラグ

  現金

 

 パスポートが必要なのは言うまでもないんですが、このE-visaが便利です。

 本来ロシアに入国するに当たっては、ロシア大使館に出向き観光用ビザ申請が必要となります。(ちゃんと調べてないんで違ってたらごめんなさい)

 しかし、極東地域(ウラジオストクユジノサハリンスクなど)に限っては特定の居住国に限って電子ビザでの入国が可能です。

 その辺の解説はこちらのサイトが詳しいのでご参照ください。

 https://jp.rbth.com/travel/2017/08/04/816554

 申請は渡航日の約一か月前から可能で、約4日間で結果が送られてきます。(ちなみに僕はその日の晩に申請が通りました)

 入出国時、ホテルのチェックインに必要なので必ず印刷して帰国まで持っていてください。

 

 雪はあまりないですが、とにかく昼でも寒いのでよく準備してください。

 僕は、上下ヒートテック、裏起毛のパーカーとスウェットのズボン、

 さらにその上からダウンジャケットとソフトシェルパンツ、

 ニット帽にネックウォーマーしていって動くと温かいくらいでした。

 耳が出てると寒いです。極力肌が出ないようにしましょう。

 

 mammutの回し者なので参考までにリンクを貼っておきます。セール中なのでぜひ。

www.mammut.jp

www.mammut.jp

 ロシアのコンセントはCタイプなので、成田空港で200円くらいの変換プラグを買いました。

 また電圧が220Vなので、100V製品を接続しないように気を付けましょう。

 僕はホテルで125Vまでのテーブルタップを接続してブレーカーを落として、

 フロントに復旧をお願いしに行きました。エンジニアのおっちゃんが来てロシア語で「それもう繋ぐなよ!」って言われます。

 いや、ロシア語わからないんで、違うかもしれないけど。

 

 現金は交通費として3000ルーブルくらい持っていくと安心です。

 街中では、露店じゃない限りどこでもクレジットカードが使えます。

 VISAとMasterであれば問題ありません。JCBも多分対応しています。AMEXは諦めてください。駅前のスーパーでだけ使えました。

 空港にはATMがあるので、空港で両替よりキャッシングした方がレートはいいです。

 後で現金が足りなくなったら、街中にも両替所があるのでそこに行きましょう。

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 エスカレーターを挟んで反対側にもあり、この内の何台かは英語表記に対応しています。

 

 ウラジオストク国際空港からウラジオストク市街地まで、かなり距離があります。

 日本から行く便が遅いので、20時の最終バスに乗れればいいですが、僕はたぶん年末年始でバスの本数が減っていて、いくら待っても来ないんで、タクシー使いました。

 当たり前ですが、バスを外で待つのは大変寒いです。

 入国ゲートを越えると、おっちゃんが寄ってきて"Taxi?"と聞いてくるので断りましょう。ぼったくられます。

 ウラジオストクのタクシーはメーター制ではなく交渉で料金を決めて乗ります。

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 このカウンターでタクシーを頼みます。誰がどう見ても迷わずにいけると思います。

 行き先を聞かれるので、ホテルの名前を伝えましょう。

 ウラジオストク市内まではホテルがどの辺だろうが1500ルーブルです。

 料金はこのカウンターで支払い、タクシーのナンバーが書かれた白い紙をもらいます。

 外に出ると、白いプリウスのタクシーが並んでいるので、白い紙に書いてあるナンバーのタクシーを探して、運転手にその紙を渡します。車体に番号が書いてありますが、そちらではなくナンバープレートの番号です。

 

 

 ・日本に帰る時は

 ウラジオストク駅から空港に行くには、電車かバスかタクシーに乗ります。

 帰りは安いんでバスに乗りました。バスは後乗り前降り、後払い定額制。 

 普通の路線バスは20ルーブル前後、空港行きのバスは100ルーブルほどなので、日本の感覚からすると安いです。

 ウラジオストク駅前、107番のバスに乗ります。空港に行くのはバスというかバンなので、逆に見つけやすいと思います。ターミナルの一番道路側に停まっています。たぶん。今回はそうでした。

 

 電車で帰る時は、ウラジオストクの駅ではなく、隣にあるエアポート便の駅から乗ります。駅を道路から見て左手にあります。

 

 空港入り口 向かって右側が入り口です。左は出口なのでそちらからは入れません。

 簡単なセキュリティチェックを済ませて入ります。

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 成田便は中央エスカレーター左側にてチェックイン

 仁川行きも同じカウンターだったのでそれなりに混んでました。

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 13:15発の便でしたが、チェックインが12:35まで、搭乗が13:00まででした。

 空港でお昼ご飯を食べたいときは混み具合も考えて、少し余裕を持ってきた方がいいです。

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 中央エスカレータを上がって左手が国際線、右手が国内線のゲートになります。

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 セキリュティチェックでは、カバンはそのままコンベアに、上着はカゴに入れて流せと言われます。そう言われている気がしました。

 セキュリティの人はどこも当たりが強いですが、これで最後です。

 

 航空機内では往復ともにサンドイッチをもらえます。

 チキンorチーズを聞かれます。硬くぱさぱさですが、僕はこういう方が好きです。

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 キリル文字は全く分かりませんが、こんなところでもビットコインを見るとは。

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 機内では税関申告用紙配ってるのでもらいましょう。

 成田でも書けますが、航空機内ですることがないので時間の節約に。

 

 

 

ウラジオストク市内

 以下、市内の観光情報と写真になります。

 

 ウラジオストク駅 シベリア鉄道の終点

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 ダイドーの自販機 もちろんお金はルーブル でも製品はばっちり日本語

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 湾は凍ってます。

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 なにかと坂が多い街。アイスバーンもあるんで歩くのも横断も気を付けましょう。

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 なにかと像が立ってます。

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 交通マナーはよく、みんな信号を守るし、車も歩行者優先で止まってくれます。

 信号はカウントダウンしますが、時間が長くないのでスタートが肝心。

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 ハトも多いです。ベンチに座る人間の足元をうろうろするのはハト世界共通。

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 とにかく街並みがロシア。

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 ファストファッションとは思えない佇まいのZARAです。

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 とにかく雪かきをしています。雪の量は多くないのに、転ばないようにかなあ。

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 軍港としてのウラジオストク不凍港求めて南下したくなる気持ちもわかります。

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 ウラジオストクの9割くらいは日本車です。

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 ウラジオストク中心地は湾から丘のように登ります。

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 駅は建物から入るとセキリュティチェックがあるのに、裏からだとそのままプラットホームに行けちゃう。

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 鉄道はモスクワ時間での運行です。

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奥に見える建物はフェリー乗り場。電車を降りた人が市街地へと歩いていきます。

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 駅前に限らずこういう露店がたくさんありました。

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 観光施設はやってないけど、2日でも飲食店は営業してました。

 駅周辺の飲食店ならある程度英語で案内してくれます。

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 氷を割りながらになるので、だいぶ遅いです。北極海航路はどうなりましたか…?

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 灯台の先でロシア人の若いお父さんにアザラシがいるぞって教えてもらいました。

 これもフィーリングですけど。

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 トカレフスキー灯台

 駅から歩いて1時間半ほどです。歩いても行きましたが、帰りはさすがにバスを使いました。

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 タクシーで来る場合は、帰りのこともお願いしておく方がいいと思います。

 ここで拾うのは運頼みです。 

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 広場では新年なのか、クリスマスなのかよくわからない状況でした。

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 夜10時頃ですが、子供連れもたくさん。治安の悪さを感じた瞬間は3日間で1度もありませんでした。

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 鷹の巣展望台より。

 グーグルマップを使うと道がマンションの駐車場みたいなところを通されますが、なんとか行けます。素直に回らずに駐車場からマンションに行く階段を使うとショートカットになります。

 徒歩だと駅から40分ほどで、しかも登り坂ですが、他の手段もないので頑張ってください。

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 もちろんカップルがたくさんいます。南京錠を手すりにかけて永遠の愛を誓うんですね。

 この後すれ違ったカップルの女性の方にたばこをくれと言われます。

 

 

以上、2泊3日のウラジオストク旅行記でした。

物価も少し安く、寒さでお酒が美味しいロシア。

治安も良く、人は親切です。

ぜひ、日本から2時間半で行ってみてはどうでしょうか。

 

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