インド一人旅のはなし【4日目、そして最終日】

一年近く書き続けてる(サボっている)旅行記もこれが最後です。

前回はこちら。

kitimasa.hatenablog.com

 

4日目

起きた。

ありがとう、まあまあお湯が出たホテル。

 

ジャイプールの朝は5日間で最も平和でした。

街がうるさくないっていうか、人も車もほどほどでよかった。

 

インド初チャイ。

 

値段は忘れたけど、普通に紙コップでも飲めた。

ていうかインド人は大体紙コップで飲んでる。

せっかくだから陶器で飲んだけど、陶器で飲む方が高い。

今の時代、わざわざ陶器で飲む必要ない。文明。

 

近くのトゥクトゥク捕まえて、次の目的地に。

グーグルマップ見せてシティパレスまで!いくら!って交渉して乗った。

走り出すとマップと別の方向に曲がっていくトゥクトゥク

そっちじゃないだろって後席から身を乗り出して、マップを見せながら走ることに。

 

シティパレスは他にもあるらしいし(ない)

そっちのシティパレスは遠いから最初の値段じゃいけないよって。

(間違えて遠回りしたのはお前)

 

とはいえ、着いたから大体オッケー。

 

The City Palace(シティパレス)

maps.app.goo.gl

 

 

 

外回りは教養がないと、ハトが多いな~ってしか思いません。

 

 

中央にある宮殿はめっちゃ綺麗だった。

 

 

カップルも家族も、みんなここで映え写真撮りまくってた。

一方で1人の私は肩身狭く、できるだけ人がいない瞬間を狙って建物を撮ります。

 

おしゃれやん・・・。

(画角の外には大量の映え写真を撮る人々)

 

アサシンクリード感のある路地裏

 

 

スペース・パワー・モディ

 

交通量が普通で、それがすごくいいジャイプール。

 

 

露店で豆を売ってた。

がんばって売る気はなさそうだった。

そういうゆるいところが好き、ジャイプール。

 

 

売り物の豆をばらまいてた。

そりゃハトいっぱい来るじゃん。

それでいいのか、ジャイプール。

 

 

Hawa Mahal(ハワーマハル)

maps.app.goo.gl

 

ジャイプールといえばのやつ。

ジャイプールがピンクシティと呼ばれる一番の目玉スポット。

あんまピンクではなかったけど、綺麗。

 

横から見ると薄っぺらくて、人が1人歩けるくらい。

宮廷の女性が自分の姿を見られずに、街を眺めるためにこうなってるらしい。

 

この近くにはお店が結構並んでて、気軽に買い物できる雰囲気。

 

色使いがいいよねえ。

 

他の店でなんかインドっぽい服を何着かお土産に購入。

そして、仲良くなったそこの服屋の店員。

 

真ん中の彼は日本が好きみたいで、

インスタ交換したけど、フォロバしてくれなかった。(なんで?)

後々、インドの投稿はいいねしてくれた。

 

右のおっさんは日本語の下ネタめっちゃ知ってた。めっちゃ面白かった。

誰だよ教えたやつ。

 

他の登場人物は多分もう会えないけど、

この人たちは、ここに行けば会えるね。

 

ジャイプールの街並み。

ニューデリー、アグラ、バラナシって、東京・大阪・京都みたいな、

北インドの王道観光ルートだから、やっぱ人が多かった。

 

日本に来る外国からの観光客が、

地方を観光するようになる気持ちをジャイプールでわかった。

 

ピンクシティってほどではないけど、街に色があっていい。

ネオンとかLEDのギラギラではなく、目に優しい色。

 

通り沿いにずっと出店が出てるバザー。

 

 

 

 

2エルチキくらいの値段で買える1ニワトリ

 

緑色のおじさんが、緑色の野菜買ってた!

 

 

原付って三人乗れるんだ。

 

またトゥクトゥク捕まえて、高速バス乗り場に向かう。

大きい交差点はサークル状になってて、真ん中に謎の像がありがち。

ラウンドアバウト(環状交差点)は渋滞解消にいいですからね。

 

今となってはどこの誰かも調べられない。

 

高速バス乗り場がモールの隣だったので、モールの中でお昼ご飯。

 

おしゃカフェ。衛生レベルが高いのを感じる。

 

でもやっぱり辛かったサンドイッチ。

バスまであんまり時間なかったから、半分は紙に包んでもらった。

 

高速バスでデリーに帰る。

フォロワーのおすすめでジャイプールを旅程にねじ込んだけど、めっちゃよかった。

インドは疲れたけど、ジャイプールはまた来てもいいと思えた。

 

バスの中までこんなに色使うことある?

緑色の照明ってなんだよおい。

 

ここが今回の席。5時間くらいのバス旅で、せっかくならとフルフラットシート。

詳しく覚えてないけど、普通の座席が600ルピーくらいで、

フルフラットは1500ルピーくらいだった気がする。

 

めっちゃ快適。ネカフェの個室くらいのサイズ。

 

嬉しい天井USB端子。

 

日本は座席をフルフラットにはできないけど、ここはインドなので。

無事にこの後爆睡しました。

 

 

 

魔法使えるようになるといいね。

 

高速道路って人歩けるんだ。

 

パーキングで一回休憩。

インドのバスも色々あるけど、予約するときに車種も書いてあるから、

ちゃんとした大型バス選んだ方が快適だし、何より安全だと思う。

 

インドのパーキングエリアみたいなやつ。

 

ちょっとしたコンビニみたいなのもあって便利。

トイレあればいいなくらいのハードルの低い気持ちだったから、めっちゃ感動。

 

うすしお味のポテチとペプシで快適なバス旅。

コカ・コーラを売れ!!!!!!!!!!!!!!!

 

ニューデリー市内は高層ビルもいっぱい。

IT関係の外資がやっぱ多かった印象。

 

その見た目なら、24SEVENじゃなくてKIOSKだろって突っ込んだ。

 

町はずれのバスターミナルで下車。

やはりニューデリートゥクトゥクの客引きが無限に来るので、

一回タイミングをずらしてから、落ち着いて話せる相手と交渉。

 

市内は夕立ちで大渋滞してて、ホテル手前1キロくらいで降ろしてもらった。

とにかく交通量が多いんだわ、ジャイプールが恋しい。

 

 

雨のニューデリーサイバーパンク感があった。

 

 

 

サイバーパンク2077を積みゲーにしててごめんなさい。

 

ホテルはこれの右側の方。

左側は飲み屋街にある少しおしゃれなラブホにしか見えない普通のホテル。

 

部屋も綺麗で最高。

給湯器は壁にあるスイッチを押さないと入らなくて、

それに気づくまで水を浴びた。

翌朝スイッチの存在に気付いて、これでお湯が出ると思ったけど、

ぬるま湯未満の温度にしかならなかった。

 

夕飯はホテルの屋上にあるルーフトップレストランで。

マルゲリータピザも心なしかインドっぽい味付けを感じた。

インド最大級のでかいモスクのライトアップを目の前に、

シーシャまで吸えるんだから、こりゃええよ。

アイスホースも初めて吸いました、夏におすすめです。

 

 

5日目(最終日)

前述の35℃のシャワーを浴びて、

デリーにある世界遺産、赤い城(レッドフォート)に向かいます。

これは昨日ホテルから見てたデカいモスクこと、ジャーマーマスジトの入り口ゲート。

 

 

道を練り歩く。

 

トマト売りボーイズ。

 

果物売りキッズ。

 

レッドフォート近くはマーケットになってた、人多すぎだろデリー。

 

マーケット入った途端、お金くれってずっとついてきたキッズ。

1ルピーもあげなかった私。

 

 

腰パンレベルが高すぎる。

途中ちんちん出てたよ。

 

ちゃんと働くんやぞ。

 

 

Red Fort(赤い城)

maps.app.goo.gl

入口どこかわかんなすぎて、すごい遠回りした。

 

中に入るのには入場料払う必要あって、そこまでが遠い。

 

確かにこれはそこそこ赤い。

 

あとでかい。

もしかして、17世紀のインド人って巨人と戦ってた?

 

スケール感すごい。(ペラペラの感想)

 

 

 

 

建築様式とかわかったら楽しいんだろうなー。

城内は広くて城っていうより公園っぽかったりもする。

 

リスかわいいね~ってしてたら、いろんな人に話しかけられて、

日本人なの?写真撮ろうぜ!って写真撮った。

自分のスマホでも撮ればよかったな。

 

いいお散歩でした。

 

これで見る予定の場所はすべて終了して、

空港に帰るべくニューデリーの駅を目指します。

旅行が終わっちゃうね。

 

 

 

プロテインワールド。見覚えのあるゴールドスタンダード。

 

風船売ってるのか遊んでるのかわからない子供たち。

 

店員なのか客なのかわからないお兄さんたち。

 

大量にある絶対に安い靴たち。

 

何やるかは全然わからないけど、すごいメンバーが集まるぜ!

ってことはわかる看板。

 

めちゃくちゃ危険作業で室外機交換してたお兄さんたち。

乗ってるトタンですらだいぶ危ないだろ。

インドはダイキン製のエアコンが多かった。

 

 

車両立ち入り禁止の区画の近くは、トゥクトゥクの自転車版が多い。

みんな大変そうに漕いでた。

 

路地を抜けたら見覚えのある駅の近く。

 

最初に空港からニューデリーに降り立った時に出てきた出入り口。

ここまで来たらほとんどゴール。

ここからメトロの乗り場へと降りていく。

 

ニューデリー側はチケット売り場もたいして混んでないので、

サクッと乗車して空港に着いちゃった。

 

セキュリティチェックが空港に入る段階でもあって

空港に入るだけで1時間かかったりするって言うので、

早めにいったけどゲートは混んでおらずにあっさり通過。

中に入ってすぐに手荷物検査。

それもあんまり時間かからず、計10分くらい。

空港で思いのほか暇になった。

 

それがちょうど12時頃。

ただし、空港に入ったはいいもののなんとお店はなく、お昼ご飯を食べるには、

空港の外に出るか、保安検査を通過しないといけないことが判明。

 

チェックインカウンターは搭乗4時間前にならないと開かず、

空港の外もめぼしい店はなく、

何もないベンチで虚無の2時間を過ごすことに。

そこで座った拍子にジャイプールで買った、インドっぽいズボンが早速破れる。

 

耐えに耐えてチェックイン、保安検査を突破。時刻は14時半。

ようやくお昼ご飯を食べられる。

イオンモールのような安心感。

安心感しかない。

 

インドルピーを消費すべく、まずはインド限定のマハラジャマック。

ビッグマックみたいな感じで、中のソースが辛い。

やっぱり辛い。

ポテトは日本と同じ味だった。

セットで頼んでたのに、ポテトがついてなくて文句言った気がする。

マックの8割はポテトフライじゃん。

 

食べ終わった後は、家族と職場にお土産爆買いして、インドルピーを大体使い切り、

スターアライアンスのラウンジに。

取っててよかったスーパーフライヤーズカード。

 

インドルピーは原則インド国外持ち出し禁止で、

インド人は保安検査入口に置いてある募金箱みたいなのに入れてた。

 

外国人は1万ルピーまで制限エリア内に持ち込めるようになったけど、

それも搭乗前に食事とかお土産とかで全部使うか、外貨に両替してってねってなってる。

 

ただし、わざわざチェックはされないので、財布に入ってたら持って帰れちゃう。

持って帰ってもインド国外じゃ両替できないからただの紙切れになりますけど、それでもよければ。

 

ラウンジに入ると9割日本人だった。

ここでもう帰国した感じあったね。

 

これはスターアライアンスメンバーのハト。

一生を空港で生きてるかもしれない。

 

ラウンドはシャワーも借りれる。

インドで一番ちゃんとお湯が出ました。40℃あるお湯です。

 

ライトミールの半分くらいカレーだった気がする。

ベジタリアン用とノンべジ用で分かれてそれぞれにカレーがあるので、

カレーが何種類もある。

ちょっとだけカレー食べて、カレーだねってなった。

 

ガンジス川に入ったりもしたけど、

結局露店では何も食べなかったし、水はペットボトル買い続けて、

お腹は壊さなかった。食では冒険できないタイプのわたし。

 

ちなみにインド人も普通にお腹を壊します。

彼らはお腹壊すのが当たり前になっているだけで、胃腸が強いとかない。

 

搭乗口には羽田の文字。

現地夕方18時に出て、翌早朝6時着。8時間半のフライト。

座席は満席。

 

機体の日本国旗が見えて帰れるの嬉しくなったね。

これにてインド旅行終わり。

 

 

人はすごい多い。それでいてエネルギーがめっちゃある。

食べ物は大体辛い。

治安は割といい。

電車は遅れる。

犬か鳥か牛が、視界に必ずいる。

「ハロー、トゥクトゥクトゥクトゥク?」って無限回聞かれる。

社会格差はほんとに大きい。

みんな悪い人じゃない。

 

価値観はたいして変わらないし、

ジャイプールを除いては、インド自体をあんまり好きにならなかった5日間。

 

ハマる人がいる理由もなんとなくわかったインド。

タージマハルは圧巻でした。

 

帰国後、時刻通りにちゃんとくる日本の電車。なかなかやるじゃん。

 

あと羽田帰国便めっちゃ便利。

成田は家に帰るまでが、もうひと旅行なんよ。

 

このあと家寄ったらそのままバスケに行った。

お昼に食べたファミレスのウナギが美味しかった。辛くないから。